山の神 | 栄永英幸オフィシャルブログ「スポーツを話そう!」Powered by Ameba

山の神

正月恒例のスポーツイベントが各地で繰り広げられています。


中でも箱根駅伝は日本中が注目する一大イベントです。


私たち業界人の中では、箱根駅伝をお化けと呼んでいます。


1月2、3日の2日間、6時間の番組で

平均視聴率が驚異の25%~30%


しかも早朝からお昼過ぎまでの放送で


ありえない数字です。


まっ、それだけ日本人にあっている競技なのでしょうね。


一回レースを見てしまうと、何が起こるかわからない箱根駅伝。


襷が繋がらなかったり、脱水症状でフラフラになりながらも

仲間の為に走る選手、繰り上げスタートで涙を流す選手

そんな彼らの姿を見る度に、の大切さを改めて思い知らされます。


お正月に家族や親戚が集まってる中

絆を確認出来る番組だからこそ

高視聴率が保たれるのでしょう。


今日の箱根駅伝、往路もそんなレースでしたね。


圧倒的な強さで往路を制した東洋大学

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去年、総合優勝をわずか100mの差で逃し

流した彼らの涙は印象的でした。


あれから一年。


あの悔しさをバネに、どれだけ苦しい練習に耐え

仲間で支えあい頑張って来たかを思うと

今日の走りには納得がいきます。


わずか100mの差を埋める。それだけではなく

いかに1人1人がやれることをやっておけるか

みんなのことを考えながら頑張れるか

そこに東洋大学の強いを感じました。


今年キャプテンで箱根駅伝ラストランの

山の神、柏原竜二くんに、4年間で初めてトップで

襷がわたったことからも絆の強さを感じました。


箱根の山に降臨してから4年

素晴らしい走りを見せ続けてくれた柏原君。


スランプになったことや、あまりに有名になったことで

大変な思いをしたと思います。


でもそれを乗り越えての4年間完全制覇。

お疲れさまでした。


明日は去年の借りをきっちり返す番です。


流した涙の数だけ強くなる…


日本中に、そして柏原君の地元、福島や

東北の人々にそれを証明するレースにしてください。


インタビューで「私が苦しいのは1時間ちょっとです。

福島の人の苦しみに比べたら苦しいうちに入りません」



柏原くん、とてもカッコ良かったですよ。






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