KRAS変異に対する阻害薬の臨床試験始まっています。
KRAS変異陽性進行固形癌を対象に経口汎KRAS阻害薬BI 1701963がフェーズ1を開始、単剤とMEK阻害薬との併用を評価 ガンなび 2019/10/31 より
前臨床試験始まっています。
KRAS変異は進行癌で多く発現する7種類の遺伝子変異の1つ。膵癌の90%以上、大腸癌の40%以上、非小細胞肺癌の30%以上で発現していることが分かっている。KRAS変異の中のG12C変異にだけ効果が期待できる薬剤が臨床試験を開始した。しかし、KRAS変異による癌の半数を占めるとされるKRAS G12D変異やKRAS G12V変異にも効果が期待できる分子標的薬はなかった。・・・・前臨床試験において、BI 1701963はKRAS G12やG13に変異を有する多くの癌細胞株の増殖を抑制した。
KRAS阻害薬adagrasibが肺がん、大腸がんなどの固形がんで客観的奏効を達成 がん医療情報 リファレンスより
第1相臨床試験が始まっています。
adagrasibは、予後不良および治療抵抗性を伴うKRAS G12C変異を標的としているようです。
バイオ・製薬会社関連の米国株(アムジェン社:AMGN):待ち望んでいたがんの大型新薬!KRAS阻害薬の臨床試験結果発表!
DR.日経株より
KRAS G12C変異を標的としているようです。
他にも以下のがあります
- ノバルティス社のTNO155(開発コード)
- ギリアド社のKRAS TCR(開発コード)
- ジョンソンエンドジョンソン社のARS-3248(開発コード)
- ベーリンガーインゲルハイム社のBI1701963(開発コード)
いずれのKRAS阻害薬も、市場に出るまでにはまだ3−4年、もしくはそれ以上の時間がかかるでしょう。
soujuさん、kenさん、いつも応援(*´∀`*)尸"ありがとうございます。