由井寅子先生の著書「ホメオパシー的信仰」はもう読まれたでしょうか?
日本にホメオパシーを導入するという偉業を成し遂げ、様々な軋轢を乗り越え、
研鑽されてきた結晶の様な本だと私は思います。
森羅万象のスピリットをレメディーとしたホメオパシーのもとの考えは
古神道と通じるものがあります。八百万の神です。
石にも葉っぱにも神様が宿っている、全てのものの中に神が居る。
日本人のもともと持っていた信仰心を呼び覚ます内容になっています。
穢れ思想についても書かれています。
私達がポジティブだとかネガティブだとか決めていること。ポジもネガもない。
ポジティブでなければならない、ネガティブをよしとしない発想はとても苦しいものがあります。
他人の発言にネガティブさを感じたら、それは、それを、ネガティブだとしているのは
自分の問題です。なぜそれに心が動かされてしまうのでしょうか?
外側に見える穢れは穢れているように見えるだけで、己の穢れの投影、
本当の穢れは己の心の中にあると、由井先生はおっしゃっています。
そのときこそ浄化のチャンスだというわけです。
そして、ぜひ注目して読んでいただきたいのはGHQの日本人罪悪感政策についてです。
霊性の高い日本人を弱体化させようとした政策。
敗戦国として、罪悪感を植え付け、日本国民をコントロールしようとしたものです。
罪悪感を乗り越えること、本当の自立をしていかなくてはならないこと、
そういう内容になっています。
批判をされることが苦しみではなくなっている、もう、そういうところまで
由井先生はいってしまっているのだと感じました。
少しの批判もゆるせないのは、恐れがあるということでしょう。
執着があるから苦しいのだそうです。
-著書より-
ホメオパシー的生き方とは、ネガティブをポジティブに変換する生き方。
自分の中にある執着(欲)である自我を解放し、真我の流れに戻してやることです。
川に流されまいとして木を握っているその手を離して、流されてしまうことを許してやることです。
頑張ることをしない生き方、それは自分を許してやる生き方です。
それは大海にいざなう生き方です。
他人に与えていた力を取り戻す生き方です。
自分で責任をとる生き方です。
人のせいにしている限り、他人にふりまわされる自分がいるのです。
由井先生の頭の良さには感服してしまいます。
だけどホメオパシーだけがすばらしいとは考えていません。
(ライフワークとしている以上、人生をかけようとは思っていますが。)
山の頂上(目的)にたどり着くには、いろんな道(方法)があります。
その中のひとつにホメオパシーがあるよと伝えたいのです。
少しでも多くの方にこの本を読んでいただきたいと思います。