さて、前回の訓練は続けていますでしょうか。

では、次に「時価総額」です。

株価はそれぞれ企業により、異なりますが、その価格だけをみて、高い安いを判断してはいけません。

当たり前ですが、

発行されている株式数がそれぞれ違うからです。そのため、どれくらいの値がつけられているかの目安に時価総額というものがあります。これがまたふざけた掛け算をするんです。

時価総額は、発行されている株式数✖️株価で表されます。こんなのを掛け合わせて、表そうとするためにバカでかい値になります。

例えば、トヨタであれば、発行済株式数が33億くらいあり、株価が6900円くらいなので時価総額は22兆円くらいになります。

とんでもない時価総額ではありますが、世界的には例えばアマゾンやアップルは100兆円近くありますから、株式の世界では自動車よりもインターネット関係の方が値打ちがあると判断されてるようです。


さらっと流しましたが、これは実は当たり前の現象です。ちょっと前まではこの答え見つけれませんでしたが、ソフトバンクの孫さんの過去の発言から、理解できました。

要は自動車産業は既に飽和状態にあるが、インターネット関係の世界はまだまだ拡大していく可能性があるということです。そう市場が判断しているために、自動車産業よりもインターネット産業の方が時価総額が高いという結果になってるんだと思います。


単位の訓練をしているなら、色々な企業の時価総額をみても、いまならサラッと読めるのではなんて思ったりします。


では、世界の時価総額のランキングとかをみてみましょう。

例えば、現在トップ50の中に日本企業は何社入ってくると思いますか?

はい、答えは1トヨタのみです。

ほとんどはアメリカ企業で最近は中国企業が何社か入ってきています。

皆さんはこのランキングを知り、やはりなとお思いでしょうか?

実は、30年前の時価総額ランキングでは、そのほとんどが日本企業でした。つまり、この30年でひっくり返ってしまったんです。

いまや日本企業は1社のみなんです。

この事実を日本人として悲しいとは思いませんか。


本来、投資とはなんでしょうか。

人それぞれの考えがあるとは思いますが、

私は投資とは、その企業が、応援するに値するから、出資するものだと思っています。

これについては、次回にでも。