柔道】出口クリスタが誹謗中傷に対して緊急メッセージ「得する人は誰一人としていないです」

 パリ五輪の柔道女子57キロ級で金メダルを獲得した出口クリスタ(カナダ)が、深刻な誹謗中傷を受けて緊急声明を発した。
 
出口は29日の決勝で、東京都出身の許海実(韓国)を延長の末に撃破して悲願の金メダルを獲得した。
 長野県出身の出口は日本で生まれ育ったが、2017年にカナダ国籍を選択して同国代表として五輪を目指すことを公表。東京五輪は無念の落選となったが、今大会は世界ランキング1位として臨み、見事に優勝を果たした。
 しかし、SNS上で国籍選択などを中傷する投稿があり騒動に。そうした事態を受けて、1日に自身のX(旧ツイッター)で日本語と英語の声明文を掲載した。
 「選手を庇いたくなる気持ちも分かるけどこういう所での不毛な争いは国や選手、色んな人を巻き込んでマイナスなイメージを植え付けるだけで得する人は誰一人としていないです」と指摘。 
 さらに「ネガティブな意見を持つな、って言っているのではなくて 他人が悲しくなるような言葉の矢をわざわざ放たなくてもいいんじゃないでしょうか」と呼びかけた。 
 そして「確かにしょっぱい試合ばっかだったけど、皆自分のベストを尽くしたわけで、畳に立った人達は互いにリスペクトしてベストを尽くしているのだから 応援してくれた皆様にもそうして貰えると有難い」と自身の思いをつづった。 
 今大会では選手に対する誹謗中傷が相次いでおり、日本でも陸上競歩の混合団体に出場する柳井綾音(立命大)は個人種目を辞退したことを受けて「たくさんの方からの厳しい言葉に傷ついた。批判は選手を傷つける。このようなことが少しでも減ってほしい」と自身のSNSで訴えた。 
 柔道では本命視されながらメダルを逃した阿部詩(パーク24)や、永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)を「待て」がかかりながら絞め技で落として勝利したガリゴス(スペイン)に誹謗中傷が殺到して、当事者の永山がそうした投稿を止めるよう訴えるなど騒動が続いている。
 
オリンピック選手への誹謗中傷は日本だけでなく外国でも起こっているようです。
だからといって、日本人も選手への誹謗中傷をしていい理由にはなりませんし、そのような考えは外道の発想でしかありません。
それだけでなく出口クリスタ選手に対して国籍の件での誹謗中傷は「生まれ持った尊厳」や「覆せない尊厳」を傷つける行為であるヘイトスピーチに該当します!
これも誹謗中傷と同様に日本人として恥とすべき行為です!
 
あと、今の時代だからこそ日本も国際社会に合わせてアップデートしなければいけなくなったため、多様性を尊重されるようになりました。
実際は2016年より前から日本そのものが国際社会から差別問題について厳しく指摘されていました。
過去のブログですが良かったら見てください。

本来はこの時代の時点でSNSでの「差別」「ヘイトスピーチ」「誹謗中傷」に対する罰則が規定されていれば、助かる命も多くあったでしょう。

大事なことは、「差別」「ヘイトスピーチ」「誹謗中傷」を対岸の火事と思わず、発見したらすぐに運営や警察に報告することです。

そして、加害者に相応の罰(被害者への慰謝料や禁固刑)を与えて抑制させることです。

悪さをすれば必ず自分に返ってくる!それがどの国の社会でもあるべき姿です!