入管法改正案は審議大荒れも『賛成多数で可決』ウィシュマさんの遺族「残念、ひどい」

6月8日、入管法改正案が参議院の法務委員会で可決されました。

 (立憲民主党 石川大我参院議員 6月8日の参院法務委)
 「審議が尽くされた?そんなわけがありません。審議は続行すべきです。この法案は一般的な法案とは違います。人の命がかかっているんです」
 6月8日に行われた出入国管理法改正案をめぐる参議院の法務委員会での審議は大荒れとなりました。
 入管問題をめぐっては、2021年3月に名古屋の入管施設で、スリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん(当時33)が死亡。体調不良の中、必要な治療が受けられなかったとされています。しかし…。

 (日本維新の会 梅村みずほ参院議員 5月16日の参院法務委)
 「(ウィシュマさんの亡くなった)詳細が不明なわけですから。ハンガーストライキによる体調不良によって亡くなったのかもしれないし、結局死因はわからなくなってきている」
 (周囲の声)
 「違いますよ!違いますよ!」

 日本維新の会の梅村みずほ参院議員が、ウィシュマさんの死因について、入管側も否定している「ハンガーストライキ」の可能性を指摘。委員から更迭される事態も起きています。
6月7日、大阪でも入管法改正案に反対するデモが行われました。

 (デモ参加者)
 「難民認定が正しくされていないという前提があるのにもかかわらず、3回以上申請したら送還しますよというのは本当にありえない」
 「偽装難民ばかりだから強制送還すべきなんだという、そこがまったくウソで塗りかためられている」
 しかし、入管法改正案は与党や日本維新の会などの賛成多数で、参議院の法務委員会で可決されました。委員会を傍聴していたウィシュマさんの遺族は次のように話しました。

 (ウィシュマさんの遺族)
 「本当に残念。本当にひどい。私たちからも抗議をしたかった。批判の声が上がっていて、反対している人がまだ多くいる」
 
これは本当にひどい法案です!
「人の命をなんだと思っているんだ!」と強く言いたくなります。
不法滞在は確かに悪いことです。
ただ、ミャンマーなどの独裁国家によって、不法滞在しなければならない状況に追い込まれている人たちがいることを忘れてはいけません。
「日本人」だけのものさしで図らず、相手の国の状況と立場を考えて受け入れか強制送還かを決めれる状況を作らないと世界中から批判の対象にされるでしょう。
この法案に賛成した与党や日本維新の会の議員たちやそれを支持する人たちは本当に酷すぎます。
山本太郎議員が法案を止めようと飛び掛かる気持ちもよくわかります。
飛び掛かることで自民党の議員が怪我をしたことで暴力行為と扱われました。
暴力はよくないですが、人の命を第一に考える時点で話は別です!
僕から見る人の命を第一に考える点については素晴らしいの一言です。
この法案は酷すぎるため、世界中に訴える必要があります。
 
最後に入管法改正案に賛成する人たちにこれだけは言わせてもらいます。
「テメェ等は外道だ!世界中の人間に嫌われても文句を言う資格はねぇぞ!」