国会で放送法の行政文書が出回った問題で立憲民主党の小西議員と自民党の高市早苗大臣が「捏造」か「真実」か言い合っていました。
正直、国民はこの問題で置いてけぼりな状況になっています。
どちらの主張が正しいかははっきりわかりません。
高市氏の「捏造」発言も端からすれば捏造である証拠は何一つありません。
あくまで高市氏の視点から見て不正確なだけです。
真実であるかどうかは総務省の人間はわかっても、国会のやりとりだけで国民に伝わるかどうかは微妙です。
個人的には放送法の行政文書を直に見て判断することをオススメします。
ワードを検索するだけですぐに総務省のホームページが見れます。
3月7日に約80ページ公開されています。
ここからは個人的な見解です。
文書を見る限り、磯崎氏の圧力があったことは否めません。
圧力をかけられた人間が立憲民主に救いを求めたのも納得できます。
何故、立憲民主党に救いを求めたのかも「報道の自由度ランキング」を見れば容易に想像できます。
そして立憲民主党の小西議員に白羽の矢を立てたのも、小西議員の行動でよくわかりました。
誰が告発したのかわからない時点で不利になるにも関わらず、最後まで名前を公開しませんでした。
つまり内部告発をしたかつての部下を売るような人間ではないからです。
内部告発は勇気のいることです。
2007年のミートホープ問題では内部告発した人が身内にも迫害されました。
内部告発は守秘義務違反に該当するので、一歩間違えれば犯罪者として扱われます。
今回の放送法の行政文書についても、高市信者が内部告発をした人をあぶりだそうとしています。
話を戻しますが、小西議員は憲法審査会についての発言でかなりの不評を買ってしまい更迭されました。
しかし、自らが汚れ役を買い、内部告発をした人間を守り抜きました。
言葉遣いに問題はありますが、弱い立場の部下を守る上司としてはありがたい存在だと思います。
それと同時に保身のためにかつての部下を嘘つき扱いして脅しをかける高市大臣のパワハラ行為に対して憤りを感じています!
上司としてあるまじき行為です!会社だったら解雇されて当たり前です!
高市大臣を擁護している人間は、社会人として働いて「理想的な上司」とはどんな考えを持つ人間か学んでほしいと思います。