君津市議がネット掲示板で中傷 194万円の賠償命令 地裁判決

  インターネット上で中傷されて名誉を傷つけられたとして、千葉県木更津市の飲食店経営の男性(47)などが、君津市の船田兼司市議(43)に約458万円の損害賠償を求めた訴訟で、千葉地裁木更津支部(宮永忠明裁判長)は15日、船田市議に約194万円を支払うよう命じた。男性の代理人弁護士が19日、記者会見を開いて明らかにした。
  判決などによると、船田市議は2020年1月、ネット掲示板で男性の氏名や店舗名を挙げて「在日朝鮮人の保険金詐欺師兄弟」などと投稿した。投稿者は匿名だったが、原告側が発信者情報の開示を請求したところ、船田市議の氏名と住所が開示された。船田市議は訴訟で自らの投稿だとは認めず、「何者かが議員の地位から引きずり下ろそうと画策した疑いがある」などと主張したが、宮永裁判長は退けた。
  船田市議は19年に原告の男性を殴って骨折させたとして、傷害罪で起訴されている。
  民事訴訟の判決を受け、「判決文を十分に精査して対応を検討してまいります」とのコメントを出した。
 
千葉県君津市にこのような酷い市議がいることに驚きです。
SNSでのヘイトスピーチだけでなく、過去に暴力を振るって骨折させているのに自分の非を認めようとしない時点で人として論外です。
船田市議は投稿を否定し、「使われた端末が事務所に置かれ、誰でも使用できる状態」と主張していましたが、判決で「夜間鍵もかけずに事務所に置きっぱなしにする状況は、極めて不自然かつ不合理。社会的信用に疑問や誤解を生じさせるものであることは明らか」と言われて名誉棄損と扱われました。
当たり前のことですが、守秘義務を考えれば誰でも使用できる状態には出来ません。
SNSは匿名で投稿できるものですが、サーバーに名前と住所のデータがある以上、悪質な行為をすれば公に晒されるものです。
誹謗中傷は犯罪として認識されている以上、「生まれ持った尊厳」や「覆せない尊厳」を中傷する行為も該当します。
日本を愛する前に社会の一般常識を学ばないといけません。