2021年度の都議会議員選挙の結果が出ました。

 

今回の結果を見て個人的に思うことがあります。

メディアでは都民ファーストが票を落として「自民党」や「野党」に流れたと言われていますが、個人的には自民党が票を落として「都民ファースト」や「立憲民主党」に流れたという印象が強いです。

 

自民党はコロナ対策の失敗とオリンピックの強行開催の問題を「ワクチン」で解決させようとしていましたが、ワクチンが不足し支持率回復は不可能になりました。

更に麻生副総理や安倍前総理の失言が議席数低下に追い打ちをかけたと思います。

今回は33議席獲得して第一党になりましたが「過去二番目に最低の数値」になりました。

自民党と公明党を合わせて過半数を達成できなかったことについても、公明党は全員当選のため100%自民党が原因です。

首相を始め自民党の面々の会見を見ると「勝てる戦いを落として敗北した」という印象が強いです。

 

都民ファーストは小池都知事の4年前に「排除」と失言したこととコロナ対策への不信感がありました。

小池都知事が過労による入退院を繰り返して支持率が回復しましたが、4年前ほどの勢いは無くなっていることは容易に想像できます。

 

公明党は今回も全員当選したため盤石のイメージがあります。

自民党とは持ちつ持たれつの関係が続くでしょう。

 

立憲民主党は議席数を増やしました。

枝野さんや蓮舫さんがコロナ対策について真っ当な考えを持っているため増加は容易に想像出来ました。

新たな顔となりそうな女性の当選も大きいです。

ただ、共産党ともっと歩み寄らないと野党第一党として与党に立ち向かうことは厳しいと思います。

 

共産党は安定した人気を持つだけでなく女性の当選者が多いです。

コロナ対策については立憲と同じく真っ当な考えを持っているのも大きいです。

 

個人的に「れいわ新選組」が議席を獲得できなかったことが残念です。

今はコロナ禍のため、職を失い「セーフティネット」からこぼれ、生活保護に頼らざるおえない人が増えています。

それを自己責任の一言で済まそうとする社会にNOを突き付けているのが「れいわ新選組」の良いところです。

 

 

「立憲民主党」や「共産党」が「れいわ新選組」と連携を取って、「多様性」を尊重し国民を見捨てない社会を作ってほしいと願っています。