水色のランプの精 -23ページ目

e15- 変化



あの日を境にオレの彼女に対する気持ちは高まっていった。



しかし、その気持ちに素直になることはできず






「もう戻れない、取り返しのつかないことをした・・・」



「いや、今ならまだ戻れる・・・」





という二つの感情と戦っていた。




嫁のユカは相変わらず健気によくやってくれていた、満面の笑顔を見るとオレは心が痛んだ。


彼女はオレが別の女の人とそんなことになっているなんて夢にも思っていないだろう・・・




この段階でオレが「付き合おうか」と言えば素直にそういう関係になっていたと思う。でも、既婚でありながら、は


っきりとそういいう風に伝えることに躊躇があった。オレは「おまえはどんだけ昔人なんだ!」と自分にツッコミを


入れたかったくらいだが どうしても その言葉を出すことができなかった。もうひとつ しばらく どうしても口にだ


せない言葉があった・・・





もう リナとこれ以上発展しないように 後日わざと あの日の夜 罪悪感にさいなまれたことを告げた。



彼女も「良心が痛むんならやめたほうがいいよ」 と言っていた。



もう これ以上は・・・ という気持ちと彼女に対する高まる気持ちの狭間で押しつぶされそうだった。




理性と感情がぶつかる。 今考えるとこの時にもう道は決まっていたのかもしれない・・・





オレはもう頭でわかっていながら自分の気持ちに抗うことができなくなっていた・・・。





そして ついに・・・









e14-再び・・・

e13-運命を分けた日Ⅲ