童謡の「赤い靴」は、今の子どもたちには歌われなくなりました。私が子どもの頃は、意味不明のまま歌っていましたが。
 
先日、ピアノのレッスンでのこと!
 
歌詞を知った生徒さんが、「誘拐や! 怖い怖い怖い…」と言うので、急に、フォローしたほうがよさそうで、でも「歌やからね〜なんか意味があるのかもね〜」としか言えませんでした汗 でも、誘拐ではない自信はありました。
 
生徒さんは、連弾の編曲で、セコンドが低い音で、くら〜い汗 ことにも反応していましたので、次回までに、詩の意味を調べようと思った次第です。
 
「こどものピアノ名曲集」(全音)
 
「赤い靴」は、大正時代の作品ですが明治の終わり頃に、野口雨情が詩のモデルにしたと言われる少女がいたと、今は言われているそうです。少女に母親はいたけど事情があり、日本にいたアメリカ人の宣教師の養女になり、一緒にアメリカに渡ったと思われていた時点が、切り取られて詩になったということです。少女は実は、結核で渡米できずに、日本の孤児院で亡くなっていたそうです。
 
想像ですが、明治・大正の時代の庶民の子どもが赤い靴を履いていたとは思えません。アメリカの子どもになったのだからということで、野口雨情が、詩の中で履かせたのかな?  青い目になったと歌われるのは、何もかもアメリカ人そのものになって、幸せにいてほしいという祈りではないかと。
 
やっぱり、悲しい歌だった汗
 
 
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赤い靴 はいてた 女の子
異人さんに つれられて 行っちゃった
 
横浜の 埠頭から 汽船に乗って
異人さんに つれられて 行っちゃった
 
今では 青い目に なっちゃって
異人さんの お国に いるんだろう
 
赤い靴 見るたび 考える
異人さんに 逢うたび 考える