ピアノも声楽も、まっすぐまっすぐ上に前に進むことだけを考えても、際限なく道は続き、それを望み続けるうちはいいのですが、自分に合った曲や、ほんとうに演奏したかった曲に気づくこともあると思います。

 

20年ほど前、私がピアノの演奏会でその「気づき」に出会ったときに、たまたまですが、傍にいてくださった方に、今年の奈良県音楽芸術協会の新年会で、これもたまたまお会いしました。写真は、新年会の会場だった「ならまち」の『あしびの郷』というところで撮ったものです。

 

20年前の私は、その方にちゃんと説明ができていなかったようです。自分の中で起こった方向転換の兆しなので、すべての方に分かってもらうことを望むものでもないと思いますウインクラブラブ

 

 

 

弾けるようになることを目指した、曲への遥かなる挑戦はあのとき卒業しました。私自身が演奏する機会には、ほんとうに弾きたい曲を一番に考えて弾かせてもらっています。

 

準備の手間は同じことですが、少しは優しい気持ちでできるようになりました。自分のカラーだと思う曲ばかり集めて、自分で主催してコンサートをしたり。

 

パスピエピアノと歌の教室