『旅の指さし会話帳』って、
ホントに良くできた本ですよね~。
本編はもちろん素晴らしいのだけど、
最後の、著者の〝あとがき〟を
読んだことはありますか?
中国に興味がある方は、
一声とか二声とか、
正しい発音を覚えようとする前に、
この〝あとがき〟を読むべきだ!
と、僕は思いますよ。
中国の共通語として無理やり制定された
〝普通話〟の発音も、
結局、中国人だって
その人の出身地域とか年齢によって
違いはあるし、、、
(※方言の違いは、もっと外国語なみに違いますよ!)
一番大切なのは、文法や発音よりも、
伝えたいと思う『心』 だと思います。
というわけで、その素晴らしい〝あとがき〟を
ご紹介させてもらいますね!
※長いので、【その1】~【その3】に分けます。
『旅の指さし会話帳④ 中国語(麻生清一郎著)』
「あとがきに代えて…」より転載 【その1】
中国旅行のおもしろさは友達を作ることに尽きると
ぼくは思う。これほど日本と中国の文化のギャップを
意識させられる機会は、おそらくない。
中国語で友達は朋友(ポンヨウ)と言う。中国語の
学習としては、ただそれだけのことである。しかし、
中国の知り合いが増えるにつれ、友達と朋友の似て
非なる関係に気づくはずである。
例えば、北京に住むある友人は「われわれは朋友
ですから、あなたのためなら何だってします」と言い、
月給分の金を貸してくれたりする。もしあなたに友人
ができて「友達なんだからお金を貸して」などと言わ
れたらどうか。朋友の片方の当事者となった日本人
旅行者は、この言葉の微妙なズレにとまどいをおぼ
えずにはいられない。

