日本にいても、海外に出ても
通訳や翻訳の方の力を借りるケースは
今後、どんどん増えていくことでしょう。
通訳さんを使って外国人と折衝する場合、
その通訳さんの態度や表情、また
機転の利き方などによって、
折衝の行方も大きく左右されます。
通訳さんを選ぶ際、最初のうちは
語学力のレベルだけに気を取られがちですが、
実際には、その通訳さんの人柄やセンスが
とても重要なんです。
通訳を単なる道具と考えてはいけません。
折衝の相手から見れば、あなたの分身であり、
あなたの印象すら変わる場合があるのです。
また、自分に欠けた要素を持つ通訳さんと
組むことができれば、理想的だと思います。
例えば僕の場合、つい難しい話をしがちで
いつも反省していますが、
ユーモアのセンスがある通訳さんと組めば、
折衝の場の空気も大きく変わります。
このような、通訳の重要性は
皆さん想像しやすいと思いますが、
実は、翻訳でも同じことが言えます。
文章を読んでいるだけで、その人の人柄が
伝わってきますよね?
また、おっさんの文章は若い人たちにとって
おもしろくないし、逆も然りです。
元々おもしろみのない教科書のような文章を
そのまま、おもしろくない文章に翻訳するだけなら、
誰に頼んでも同じですが、
そうでない場合、翻訳パートナーの選択は
とても重要です。
翻訳されたものを見ても、自分で読めないので
なかなか気付きませんが、もし読めたら、
『この書き方はダメだよ!』と思う所が
目につくはずです。
通訳も翻訳も、単なる道具ではありません。
『自分にない能力を持った人の力を借りるんだ』
という意識を忘れてはいけないと思います。

