最近私のオンラインショップに来てる人で、アメブロから来てる人が意外と多いことに気づきました。インスタやフェイスブックより多いです。
それならと言うことで今回は作品の紹介です。
アールヌーボー風の蓮の花をモチーフにしたシルバーのペンダントです。つや消し仕上げにしてあります。直径が4cmくらいあるので少し大振りです。部品をひとつひとつ手作りして、それをまたひとつひとつロウ付けして組み上げました。非常に手の込んだ作品でこんなものを商品として作る作家さんは最近では少ないんじゃないかと思います。でもその分、見る人が見たら明らかに作家物だと分かりますし、しかもかなり情熱をこめて作られていることも分かると思います。私の持論で、ジュエリーはアートと言うのがあるので、見た人になにがしかの感動を伝えるように心がけています。しかもジュエリーのいいところは、それを身につけられるんですよね。
これも同じシリーズの作品です。モチーフはあやめです。日本の伝統文様の流水紋と言うのをアレンジして添えてあります。洋の中にも和っぽい感覚を入れてあります。
フランスのアールヌーボー時代には日本のアートから強い影響を受けた物があってジャポニズムと呼ばれていますが、そういうこともあってアールヌーボー様式と和風は相性がいいです。全体につや消し仕上げですが、花の部分だけ軽くいぶしました。
これもかなり手の込んだ作品でフェイスブックでは外人さんに大好評でした。水の部分はテクスチャーを施してどこか禅庭のような雰囲気にしてあります。睡蓮の葉は葉脈をタガネで彫った後、ケンブーと言う技法で純金のフォイルを張り付けてあります。花は日本の伝統技法で緋銅と言うものを使いました。素材は銅ですが熱を加えて赤くしてあります。真ん中のおしべはメッキです。こういうものを身に着ける機会はそうそうないとは思いまし、合わせる服も選ぶと思いますが、自分の作品としてアートに振り切った物も作っておこうということで作りました。まだまだ振り切りが足りないとは思いますが、一応ひょっとしたら着ていく機会があるかもしれないという範囲内に収めたつもりです。
いずれの作品も国内ではCreemaで売っています。よろしかったら他の作品もあるので見に来てください。