パリ・オペラ座の 白鳥の湖(ヌレエフ版)は私のお気に入りの一つですが、これを見るたびいつも気になることがあります。
ドロテが踊るこのバリエーションの中で、ひょっとしてシェーしてません?

シェーといっても知らない人も今となっては多いと思いますが、1960年代、赤塚不二夫のギャグまんが「おそ松君」の中でフランス帰りのキザな男、イヤミが連発してたギャグです。当時は一世を風靡して、あのゴジラでさえ映画の中でシェーをするシーンがあるほどです。
イヤミはおフランス帰りですから向こうでシェーを覚えたのかもしれません。ということは、ドロテのシェーは本場おフランスのシェーということになります。さすが一味違いますね。よく見ると横に曲げた足は軸足の後ろにきてます。僕らの知ってるシェーでは前でしたから、実は間違って伝わっていたんですね。
50年後にして初めてわかりました。






ところで、後ろにチラッと見えるカール・パケット。
立ってるだけでかっこいいですね。