本日、世界バレエフェスティバルAプロに行ってきました。もうすごすぎて、何をどう書いたらいいのか分かりませんが、とりあえず言いたいのは、シムキンすごよっ!シムキン!!
ダニール・シムキンっていう甘いマスクの男性ダンサーがいるのは知ってましたが、女の子の間でアイドル的な人気があるだけだろうと、タカをくくってました。今日その認識が変わりました。ヤーナ・サレンコと一緒に「パリの炎」を踊ったんですが、確かな技術に高いジャンプ、そして独特のしなやかな身のこなし、その上あの容姿で屈託のない笑顔ときたら、そりゃ女の子ならイチコロ(死語)だわ。60のキモイおっさんでもイチコロでした。しかも自分の踊りの見せ方を心得てるんだね。会場もこの時はひときわ高い拍手と歓声!人気の秘密が分かりましたよ。

あとはどの人も良かったんですが、やはりビッグネームと呼ばれるような人たちは一味違います。
タマラ・ロホは、黒鳥の32回フェッテをまったくと言っていいほどブレず余裕でやってのけました。この人は前世はオルゴールの人形だったに違いありません。たぶん今でも体の中に鉄の棒が通ってて、舞台下のモーターにつながっているんでしょう。そうとしか考えられません。
ウリヤーナ・ロパートキナは白鳥の湖でしたが、もう会場全体が息をのんでるのが分かります。圧倒的な表現力と存在感。なぜかこの人の時は舞台が近く見えました。
そしてヴィエングセイ・ヴァルデスのドン・キホーテ。この人のことは知りませんでしたが、静止時間の長~~~いバランスを何度も決めて、思わず「おおっ!」と声が出てしまうほど。キホーテにあんな長時間のバランスの振付ってありましたっけ?ゆっくり数えてもたぶん10くらいは数えられたと思います。それも3~4回やってたような。

そのほかにも思い出せばいろいろあるんですが、何しろ時間だけでも3時間半、その上出てくる人たちがオールスターですからもうおなかいっぱいです。中身の濃い充実した内容でした。
次回はBプロ。8日と11日の2回見ます!!


画像はNBSフェイスブックページから引用