素材の偽装

最近食品関係で素材の偽装が問題になってるじゃないですか？
芝エビとか車エビが問題になっていますが、確かししゃもも本当はししゃもじゃないけど良く似た魚をししゃもとして売ってるケースがあると聞いたことがあります。

ところでジュエリーの分野でも偽装ではないにしろそれに近いことはあります。
特に石の呼び名でコマーシャルネームと言うのは気をつけたほうがいいです。
シトリントパーズというのはシトリンで、トパーズではありません。
トカーズカラーシトリンというならいいと思いますが、シトリントパーズという呼び名は誤解を与えそうです。
〇〇ダイヤモンドと言うのも大抵はﾀﾞｲﾔではないです。
ハーキマーダイヤは水晶ですし、最近CZをCZダイヤモンドと名前をつけてる所を見ましたが、もちろんCZであってダイヤではないです。
また、国内では特に説明がなければ天然石ですが、イーベイなどのネット世界では特に「天然」と書いてなければ合成です。ご丁寧に非加熱と書いてあったりしますがもともと合成ですから、あとから加熱処理をする必要もないわけです。「本物（genuine)」と言う表示も当てになりません。ただ単にガラスではないと言う程度の意味です。「本物の合成石」の可能性もあります。一応合成石も人が作ったと言うだけで「宝石」であることは間違いないです。

あと、地金の呼び名も例えば「10K　ホワイトゴールド」という言い方がありますが、２４K が純金ですから10Kと言うことは金は半分以下です。偽装ではありませんが一応知っておいた方がいいかもしれません。
また市販されているホワイトゴールド製品はほぼ100％メッキされています。表面に見えるきれいな銀色はロジウムの色でホワイトゴールドの色ではありません。