最近、おもしろい番組がなくてDVDも見たいものがない時は、何気なくヒストリーチャンネルを見ることが多いです。
その中でいろんな意味で気を引くのは「古代の宇宙人」!
いわゆるトンデモ本的な内容で、人類は古代にすでに宇宙人の訪問を受けていたことを証明しようという内容です。内容もさることながら論理の展開には目を見張るものがあります。
当然ですが遺跡や古文書を調べても状況証拠しかないので、それらを元に「~と考えることも可能ではないでしょうか」と始めます。
次に、「もしそうなら、~と言えるのではないでしょうか」と、仮定を前提に論を進めます。
そして論証がだいぶ進んだ頃合を見計らって、「今まで見てきたように~なのはゆるぎない事実です」と言い切ります。
おいおい、そもそも仮定からスタートしてるのになんでいつの間に事実扱いしてんだよっ!!
と、思わずテレビに突っ込みたくなることしばしばですが、最近はむしろそれがおもしろくてわざわざこの番組を見るためにチャンネルを合わせたりしてます。

しかし笑ってばかりもいられません。
意外とこれと同じような手法で、事実と思わされてるようなことは現実社会にあるかもしれませんよ。