見たかった映画ですが、単館上映が多くて、この辺りだとおおたかの森でしか演っていなかったので、見損なっていました。

イーアスのMOVIXに行ったら、あら!来てる!

レイトショーしか無かったので、出直して見に行きました。

20年くらい前のインドが舞台。
インドでは一般的なのかどうか知りませんが、お嫁さんの家で式を挙げ、お婿さんの家に連れ帰るようです。それも近隣の村ではなく、結構遠方から貰いにくるみたい。

吉日ともなれば、混み合った列車の中に何組もの新婚カップルが居て、男女とも似たような格好です。しかも、花嫁はベールをして顔が見えないし、花嫁側からも花婿はズボンと靴しか見えない。


トイレなどで席を立とうものなら、あっという間に席はズレてしまう。夜中にウトウトしてると、目的の駅で大急ぎで隣の花嫁の手を掴んで降りたら…そりゃ、間違うわ。


花婿も似てます。
上の写真と下の写真は、別人です。
スーツもネクタイもそっくり。

間違うのは仕方ないとして…。
問題なのは女性は箱入りで育てられていて、夫の名前すら人前では言えない。住所はうろ覚え。自分の生まれた村はありふれ過ぎた名前。それでは見つけようがない。

警察は賄賂が前提で信用できない。

しかももう1人の花嫁は、訳ありらしく偽名を使い、怪しい素振り…。



この花嫁花婿だけでなく、昔のインドの俳優は皆、豊満で似た雰囲気と思っていたんですが、時代は変わりましたね。ヒロインの1人はアイドルのようなあどけない可愛らしさで、もう1人はきりりと理知的な美人です。(秋元才加にそっくり)

脇役も皆、味があって、良いシーンがいっぱい。
それぞれが新しい経験をし、人生を変えるような目覚めがあり、幸せな結末(そして未来?)を迎えます。
素晴らしい映画でした。


男尊女卑は社会制度によっては、それなりに機能している場合もあるかもしれませんが…ほら、奥さんも古くなると家庭内では結構実権を握ったりしますよね。
でも実際こんな風に社会から隔離されて育って、社会的経験も経済的経験も無くて、急に放り出されるような事になったら…。
何が正しいのか、何が怖いのか、判断する材料も無くて…。
具体的に怖いと思っちゃった。

それでも家庭のことはしっかりと叩き込まれていたり、夫を支える意志を見せたり、自立だけでない価値観にもちゃんと光を当ててましたけど。

姑とか嫁とかそんな役割に囚われて居た人達が打ち解けていくのも良かった。駅の逞しいおばちゃんは有名な女優なんだろうな。この人は名言だらけでした。



やっぱりクリスマスは華やかで良いですね。

あ〜、もう12月かあ〜。