別荘が多かった小田原には、文学者や著名人ゆかりの建物も集まっています。
前回は月曜日で休館だったので、今回はこれらを楽しみに。


旧松本剛吉別邸。
明治の政治家です。

なんと内部の公開は3時までということで間に合わず。

外からは見せてくれました。
張り出した縁側が良い感じ。

この先に庭と茶室があるのですが、さらに石段を上がった小高い所に…
ガラス張りの待合いがあります。

ん?茶席の待合い?
母屋から、結構な石段を上がってあの待合いに行って、さらにお茶を飲みに茶室まで降りてくる?
それは中々大変そうな…。
政治家なんてそこそこのお年寄りなのでは?(偏見)

でも見晴らしは良いですね。昔は海まで見えたのかも知れない。
それもおもてなし…ということかな。
秘密の話には茶室より向いていたかも。


すぐ近くにある小田原文学館へ。
本館は旧田中光顯伯爵別邸。

華族の屋敷は、やっぱりモダンで素敵。

「わあ、大きな梅!」
いえ、それは多分木瓜(ぼけ)の花。
「ぼけ?ホントに?嘘ついて無い?
私がボケてるとか、そんなシャレ?」
何と言う信用の無さ。

この敷地内には、
尾崎一雄の書斎も移築されていて、

和風の別館は、北原白秋童謡館になっています。


和館の方も素敵です。

北原白秋知ってる?
「………」
そうだろうね…。寂しいけど。
今は、この道とか、からたちの花とか、あんまり聞かないね。
「で、尾崎一雄は?」
うっ、私も読んでない…。

良く手入れされた綺麗な施設でした。

建物はどれも素敵なんだけど、美術じゃなくて文学の展示というのは私には微妙。
でも熊本の、漱石が草枕を書いたという住居に行ったとき、凄く深くその世界が蘇った…ので、一応行ってみないとね…と、思うようになりました。
あれは漱石の力なのか。


近くには他にも

静山荘や清閑亭(旧・黒田長成別邸)がありますが、どちらも今は非公開になってました。残念。

清閑亭は3月末から、庭の公開や飲食系の営業も開始されるそうで、しまった!早まった!…感もありますが、仕方ない。

静山荘の方は年一回くらいの特別公開のみだそうです。

まあ大体回れたので、満足です。

パティスリーヒンナもきんじろうカフェも良いけど、前回行き損ねた駅舎カフェ1の1やニコカフェにも行きたかったな。
スフレ好きなので。


この後、ミナカで足湯…と思ったら、それも調整中でお休み。
この時点でも結構振られたね…などと暢気に話していましたが、翌日、私達は大振られしてしまうのでした。