チョクと長男と。
レイトショーで。
予告で観たときから、見たいと思ってました。
おバカ映画だと思っていたのに、まさかアカデミー賞穫るとはね。
プールで年齢高めのお友達たちに、今日エブエブを見に行くと言ったら、略称が通じましたよ。皆、凄いな。
私はカンフー映画大好きなので、お久しぶりのミシェル・ヨー。
最後に見たのは「グリーンディスティニー」だったかな。
その久しぶりのミシェル・ヨーは素敵でした…。
生活に疲れていても、アクションでも、やられてボロボロになっていても、気品のようなものがある。動きも表情も美しい。
カンフーの構えをピタッと決められたりすると、もうもう。
あの美しさは身体のできている人特有のものなのでしょうか…。
かなり下品な下ネタや、食べ物を汚く扱う描写あり。私は後者が苦手。
マルチバース物なので、ラストに向かってそれぞれの世界も同時進行的に変化していって、同じようにそれぞれの状況で話が進んでいく。編集は大変だったろうな。
結構、伏線が張ってあったり、あれこれの話がリンクしてたりして、そこは思ったより面白かった。暗喩もいっぱい。全て分かった自信は…全然無いです。
パラサイトの時にも思ったけど、この映画はどこで終わらせることも出来る。様々な、別エンディングになりうる過程を経て、最後にここに行くんだよっていうのは、マルチバースの在り方そのもの…選択の結果としての現在…を示唆するため?
結果としては予想通りの内容になるんですけれども。
何も出来ない彼女が戦士として選ばれるシーンに既視感があるなあ…と思ったら、ターミネーターでした。
サラも、私はお小遣いの管理も出来ない…って言ってたな、と。
石の会話は、他の世界より優しくなってしまうのは、石ゆえに?
ハグしたくなったけど、きっと凄く嫌われる。
思ったよりずっと身近な映画でした。
一つ納得が行かないのは、グチャグチャにしてしまった最初の世界やベーグルの決着をどうつけるのか…と思って見ていたら、そっちは放ったらかして分岐した世界で終わったこと。ちょっと誤魔化された気がする。ま、仕方ないか。
夫役は最初、ジャッキー・チェンにオファーされたとか。彼だと、きっと作品の色合いが変わったと思うので、違ってて良かったです。
ジャッキーは惜しいと思ってたりして?
映画飯。私じゃなくて、チョク。
レイトショーではちょっと食べ過ぎじゃない?
でも帰ったらお腹すかした熊さんがいたので、結局、夜中に焼きそばを作って、私も食べたりして…。
その選択の結果、今朝の私の体重は増えているわけです。違う世界もあったというのに。