重要だと思うので自分のためにスクラップ!


上に行く?下に行く? どちらにしても大きな節目と思われ (^^ゞ



米政府、公的資金注入を発表


2008年 10月 15日 08:47 JST



米財務省は14日、最大2500億ドル(約25兆円)を米国の金融機関に資本注入する計画を発表した。米政府が金融機関の優先株を購入する方法で実施し、各金融機関への資本注入の上限は250億ドル、あるいはリスクウエート資産の3%とする。金融機関が優先株購入を要請する期限は11月14日。ポールソン財務長官は、すでに「健全な金融機関」9行が、米経済を支援するために政府の計画受け入れに合意していると明らかにした。 「こうした措置を取ることを遺憾に思う。われわれが望んでいたことではないが、金融システムに対する信頼を回復するために必要な措置だ」と述べた。2500億ドルは金融安定化策の7000億ドルから投入される。資本注入を受け入れる金融機関は、経営陣の報酬を制限する必要がある。優先株の配当は当初5年が毎年5%、それ以降は9%。また、連邦預金保険公社(FDIC)は、銀行など貯蓄金融機関の無担保優先債務を100%保証すると発表した。さらに無利子の決済預金を2009年末まで全額保証することを明らかにした。FDICのベアー総裁は声明で「圧倒的多数の金融機関は強固で安全で健全だ」と強調。その上で「信頼感の欠如が現在の混乱につながっており、信頼感欠如に対応するためこうした保証策が策定された」と説明した。債務保証のために金融機関は、75ベーシスポイント(bp)の保証料を支払う。また、通常の預金保険料に加えて追加の保険料を支払う必要がある。ブッシュ大統領は、今回の対策について、金融機関が政府から株式を買い戻すまでの「限定的で暫定的な措置」になると表明。資本注入計画の発表を受け、米株式市場は一時急伸したが、その後は伸び悩み、結局下落して取引を終えた。米国債は、金融機関の救済で政府が国債の増発を余儀なくされるとの見方から値下がりした。


 <大手9行に1250億ドル>

財務省は、資本注入を受ける金融機関の名前を明らかにしていないが、各種報道によると、


 ・バンク・オブ・アメリカ(BAC)、

 ・ウェルズ・ファーゴ(WFC)、

 ・シティグループ(C.N)、

 ・JPモルガン・チェース(JPM.N)、

 ・ゴールドマン・サックス(GS.N)、

 ・モルガン・スタンレー(MS.N)、

 ・バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BK.N)、

 ・ステート・ストリート(STT.N)、

 ・メルリンチ(MER.N)


通貨監督庁(OCC)のデューガン長官は、大手9行が総額1250億ドルの優先株を財務省に売却すると表明した。連邦準備理事会(FRB)は14日、日銀とのドルスワップの上限撤廃を承認したと発表。FRBのバーナンキ議長は、金融機関が今後より積極的に資金を貸し出すと確信しているとしながらも「今後の道のりが容易であるとは言っていない」とし、米経済が直ちに安心できる状態になるわけではないとの認識を示した。市場関係者は、資本注入策について、財務省が当初計画していた不良資産の買い取りよりもスピードの点で優れていると指摘している。野村証券の首席エコノミスト、デビッド・レスラー氏は「不良資産救済プログラム(TARP)が期待通り機能したとしても、措置が迅速に実施されないことで、十分な効果が発揮できないとの認識が広がっていた」と述べた。

複数の米政府当局者は14日、不健全な金融機関が突然破たんした場合に公的資金で救済できる体制を整えるため、新たな対策のとりまとめを進めていることを明らかにした。現在検討中の対策は、経営破たんの危機に直面した金融機関を直接支援することが柱という。ある関係筋によると、金融安定化法は健全な金融機関の経営を補強することを目的としているが、現在検討中の対策は、大手金融機関が経営危機に陥った場合に財務省が迅速に対応できる体制を整えることが狙い。アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)やリーマン・ブラザーズなどに匹敵する大規模な金融機関を念頭に置いているという。