今週はじめ起こったベアーショック。

昨年から現在に至るまでの経緯の記事があったので残しておきます。

しかし、2ドルとは・・・

http://finance.yahoo.com/echarts?s=BSC#chart2:symbol=bsc;range=1y;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080318-00000003-omn-int


ベアースターンズ社、85年の歴史に幕
3月18日13時56分配信 オーマイニュース


3月16日、NYの日曜日に衝撃的なニュースが駆け回った。1923年に、ジョセフ・ベアー、ロバート・スターン、そしてハロルド・メイヤーが株のトレーディングハウスとしてスタートしたベアースターンが、JPモーガンに買収されることになったのだ。ここに至るまでの一連の動きを追ってみる。


2007年06月 ベアー傘下のヘッジファンドの2つがサブプライム・ローン絡みで多大の損失を出し、破綻する。
2007年08月 同ファンドの投資家たちがディーラー協会に対し、ベアースターンズについて仲裁要求を提出する。
その後、共同社長のウォーレン・スペクター氏が実質責任を取り辞職を余儀なくされる。
2007年10月 中国のCitic証券が10億ドルの株式持合いで同社と合意したと発表。
2007年11月 モーゲージ関連の証券について12億ドルの損失計上をすることが明らかになる。

ベアー社83年の歴史で、初めて会計上赤字に転落。そして、S&Pが同社をAAからAへ格下げ。
2008年03月10日 マーケットにベアースターンズが資金調達できないのではという噂が流れる。
2008年03月14日 同社はニューヨーク連銀とJPモーガンから緊急に資金調達し、破綻危機を回避することが

発表となる。
2008年3月16日 JPモーガンが同社を一株あたり2ドル(総額2億4000万ドル)で買収すると発表。


ちなみに3月14日のベアースターンズの株価は30ドルだった。2ドルという金額は、ベアースターンズが公表した簿価の企業価値(簿価資産額から簿価負債額を差し引いた残高)のたったの2.4%だ。

2008年3月17日 中国Citic証券は昨年合意した10億ドルの株式持合いを撤回すると発表。


なぜここまで、ベアースターンズの価値が下がってのか。つい先月までベアーは他の証券会社・投資銀行と比べても、比較的損失も少なく、むしろ良好といえる金融機関と考えられていた。しかし、同社はかつて米国で最大のモーゲージ証券の発行者だった。そこにサブプライムローンの影響が大きく及んだ格好だ。
それらのモーゲージ関連商品は、決してサブプライムローンだけで構成されているわけではない。政府機関発行が保証するモーゲージ証券もあった。にも関わらず、モーゲージ証券全体の流動性が欠如し、それが引き金になって、実際、ベアーは危機に陥った。地価下落の影響は、サブプライムローンの範囲を超えて、広がっているといえる。
世界恐慌や他の多くの金融、経済不況を生き抜いた老舗ベアースターンズにもこうして幕引きが訪れたのだ。
2007年に170ドルで取引されていたベアースターンズ。たった1年で2ドルになると誰が予想しただろうか。
(記者:岩本 麻人)