概要

王の名にふさわしい焼酎!魔王

 

魔王とはどのようなお酒でどのような特徴をもつか、歴史と製法、商品の味わいや紹介を詳しく解説します。

 

魔王という芋焼酎は、どのような特徴をもっているお酒でしょうか。

 

このお酒を製造する蔵元の歴史や製法、商品ラインナップや味わいなどから詳しく解説します。

 

銘柄が書かれたラベルは、お酒の顏といえます。

 

みなさんも、ラベルで商品に興味を抱き手に取ることもあるのではないでしょうか。

 

今回ご紹介するお酒は、日本中で多くの方がその名を聞いたことがある『魔王』です。

 

魔王というインパクト大の銘柄は、印象深くお酒をあまり知らない方でさえ記憶に残り知っているということが多いです。

 

そんな『魔王』はどのようにして誕生したのか、まずは製造する白玉醸造さんの歴史と特徴から見ていきましょう。

 

蔵元の歴史と特徴

魔王(引用:Amazon)

 

 

白玉醸造は、鹿児島県肝属郡錦江町に蔵を置く蔵元です。

 

1904年創業の115年を迎えた老舗蔵元は、まさに時代の先を走る歴史を多く持つ蔵元でもあります。  

 

創業当時からレギュラー商品として販売していたのは、「白玉の露」という焼酎でした。

 

しかし蔵元は、25年ほど前に魔王の販売に踏み切ります。

 

これは、当時世は空前の第二次焼酎ブームが起こっており、当時の人気は麦焼酎で、芋焼酎は売れないという現状がありました。

 

しかし、あえて若者向けに飲みやすい焼酎として「魔王」を販売したのです。  

 

これは、今後起こるかも知れないと予想した焼酎離れに先手を打つ形での販売だったのです。

 

蔵元は、あまり営業力が強くなかったこともあり、当初はあまり知られることなく地道な試飲会などで知名度を上げていきました。  

 

そして、2005年頃から起こった第三次焼酎ブームによって人気が爆発しました。

 

今や、「魔王」と聞けばだれもが聞いたことのある入手困難な焼酎の一つとなっています。

 

 白玉醸造は、魔王以外にも

 

 米系焼酎の「天誅」

 麦系樽貯蔵の「元老院」

という2商品を販売しています。

 

焼酎業界にさきがけて様々な商品を販売していた過去を持っているのです。 

 

酎ハイ用の「焼酎夢運来酒」を第二次ブームに販売。

 

夏用焼酎として「マイルドスコール」。

 

梅酒の製造。

 

その他ポンカンを使用したポンカンのリキュールを最先端で製造販売。

 

今では多くなった「黒麹」を使用した焼酎も最先端で販売を開始した過去を持ちます。 

 

しかし、黒麹にいたっては時代のあまりにも先を走りすぎたことで終売となってしまったという苦い歴史もあります。

 

ただ、非常に発想や開発力に長けた蔵元であり、歴史的にも最先端を走っていたことが振り返るとわかります。 

 

では、先見の明を持つ白玉醸造が作り出した魔王を見ていきましょう。  

 

魔王の背景

 

 

 

 

 

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いんてきふこ(日本酒大好き)さん(@intekifuko)がシェアした投稿 – 2019年 6月月26日午後4時14分PDT

 

魔王は、上記でも記したように、

 

「第二次ブームの先を読んだ焼酎離れ対策として、若者向け・万人向けとして商品化された焼酎」

 

でした。

 

黄麹菌が使用されており、九州の焼酎の多くが白麹菌を使用していることからも九州の焼酎としては珍しい使用菌とされています。 

 

黄麹菌の使用により、エキスが凝縮され、甘さが引き立つ味わいとなります。

 

さらに、魔王は熟成されることでよりマイルドな味わいとなるよう製造されます。 

 

お酒の熟成において、必ず数パーセントが蒸発していきます。

 

この蒸発したお酒を「天使の分け前」と呼びます。

 

これは、最高のお酒を天使が持っていくというもの。

 

「この天使が持っていこうとした最高のお酒を悪魔の誘惑によりもたらされたのが『魔王』である」

 

という命名の由来を持っています。 

 

何とも粋な命名ですが、この名前からは想像もつかないような味わいがこのお酒の特徴ででもあるのです。

 

味わいは?魔王級?

 

 

 

 

 

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松田 芳久さん(@yooooshiiima)がシェアした投稿 – 2019年 6月月10日午前7時58分PDT

 

味わいは、フルーティな香りで吟醸香のようとも言われます。

 

甘くやわらかな口当たりはすっと上品に喉を通ります。

 

しっかりとした香りでありながら、やさしさをもった口当たりと味わいは、名前とはギャップのある味わいといえます。 

 

しかし、名前の由来を聞くと納得の最高の味わいであり、名前に合った味わいであると感じるでしょう。  

 

大人気!でも一つ…

魔王は、1800mlと720mlの量違いの1種類しか販売はありません。 

 

この一種類の魔王を贈答用に木箱に入れられたものや、自宅用として通常の化粧箱で販売されたものの違いとして、幾種類かの販売がされています。 

 

中に入る魔王は、臭みのないまろやかで優しく、甘みを特徴とした最高の味わいを持つ芋焼酎です。 

 

実は白玉醸造は、公式サイト等ホームページを持たず、ネット販売等も行っていません。

 

販売は、正規取扱い店のみという購入する先も限定されている状況です。 

 

現在、日本中で人気のこのお酒は、中古市場でも数倍の値で取引されている現状があります。

 

それほどに入手が難しく、大量生産をおこなわない魔王の生産がプレミア焼酎として君臨する現在を築いているといえます。  

 

まとめ

魔王は、115年の歴史の中で常に焼酎の時代の先を走る白玉醸造が作り上げた、最高の芋焼酎です。

 

先見の明を持った蔵元により作られた最高の芋焼酎、魔王

 

多くの方に受け入れられやすいようにと、臭みがなくむしろフルーティな香りが特徴で甘く、何杯も飲み進めたくなる最高の逸品です。 

 

入手困難ではありますが、ぜひ天使を誘惑して手に入れた最高のお酒を飲んでみてはいかがでしょうか。

 

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