概要
エレガンスな日本酒!醸し人九平次。
醸し人九平次とはどのようなお酒なのかを、蔵元の歴史とこだわり、商品や味わいから詳しく解説します。
醸し人九平次とはどのような特徴を持つ日本酒でしょうか。
このお酒について、製造する蔵元の歴史やこだわり、商品や味わいから詳しく解説していきます。
ワインと日本酒は同じ醸造酒です。
今回ご紹介するお酒は、ワイン用ブドウ畑やワイン製造もおこなう蔵元萬乗醸造の『醸し人九平次』という日本酒です。
まずは、萬乗醸造について詳しくみていきましょう。
萬乗醸造の歴史
萬乗醸造(引用:株式会社萬乗醸造)
株式会社萬乗醸造は、愛知県名古屋市緑区に蔵を置く蔵元です。
1647年に創業した萬乗醸造は、現在15代目当主となっていますが、これは萬乗醸造を経営している久野家の当主としての15代目となります。
実際、久野家が萬乗醸造として日本酒の製造を始めたのは9代目当主からなのです。
久野家は、代々当主が「九平次」という名を名乗ることになっています。
今回ご紹介する日本酒『醸し人九平次』を1997年に発売開始。
2002年には萬乗醸造が製造するすべての日本酒は吟醸酒以上のもののみとなりました。
さらにその7年後には、製造する日本酒すべてが純米大吟醸か純米吟醸のみとなります。
2010年になると、自社スタッフを黒田庄に派遣し、自社スタッフが酒造適合米最高峰の山田錦の栽培を始めます。
さらに2014年には、赤磐に自社スタッフを派遣しスタッフによる雄町の栽培を開始します。
2015年になると、農業生産法人「アグリ九平次」を設立。
黒田庄の田んぼを取得し、自社田での山田錦栽培となります。
同年、フランスブルゴーニュ地方レモ・サン・ドニのワイン醸造所を取得し、フランスの地にてブドウ栽培・ワイン造りを開始します。
そして現在の萬乗醸造の当主は15代目久野九平次、杜氏は佐藤彰洋がつとめ、萬乗醸造の中心として日本酒製造をしています。
では、萬乗醸造のこだわりを見ていきましょう。
萬乗醸造のこだわり
萬乗醸造は「日本酒はまだまだこんなものじゃない。」という強い信念を持っています。
この信念のもと、3つの製造へのこだわりを紹介します。
①美意識
美しい田んぼから美しいお米を美しい環境で醸造する。
そんなシンプルでありながら難しいことを行うことで、日本酒に反映され美しい日本酒に仕上がるとしています。
②本質
醸造家が日本酒の本質を追求すること。
日本酒の本質を探究し続けることで、上品な日本酒となるのです。
③先見性
日本酒の将来の輝き要素を今少し垣間見えた時の興奮は、人々の心をくすぐります。
そんな日本酒を造るために必要な先見性が、日本酒の無限の可能性を秘めた未来には必要なのです。
こだわりを表すように萬乗醸造は、兵庫県播磨の黒田庄という山田錦を栽培するのに最高の条件がそろった田んぼを取得し、自社栽培を始めています。
知識ゼロから米づくりをはじめ、米づくりの常識を疑い「日本の米づくりを洗濯する」という意気込みで美しい田んぼを作り、美しい米を作っています。
さらに、フランスでのワイン造りは、日本酒のイノベ―ジョンを起こすため、未来に影響された今として、新しい領域に踏み出す一歩として行っているといいます。
米づくりから始める萬乗醸造が作り出す『醸し人九平次』とはどのような日本酒でしょうか。
醸し人九平次の特徴と味わい
譲し人九平次の目指すものは、完熟の果実味に、気品と優しさ、懐かしさを感じる味わいです。
仕込み用に使用する水は、長野県まで湧水をくみにいくこだわりを見せています。
この水は、300年かけて湧いてくる貴重な水なのです。
さらに、仕込みは少量でより質の良いお酒造りに気配りをし、酒搾りのヤブタも冷蔵庫に入れるほど細部まで神経を使ってお酒を完成させます。
そんなこだわりの詰まった『醸し人九平次』の味わいは、エレガンス!
ワイングラスで飲む日本酒にぴったりな味と香りです。
実際、パリの3つ星レストランのワインリストに採用されているのです。
甘みと酸味の絶妙なバランス、日本酒とは思えないほどのふくよかな香り立ちが心地よいという特徴を持つのが『醸し人九平次』なのです。
商品紹介
『醸し人九平次』の商品をいくつか紹介しましょう。
『醸し人九平次 純米大吟醸 彼の岸』
醸し人九平次 純米大吟醸 彼の岸(引用:株式会社萬乗醸造)
超越した酒「純米大吟醸 彼の岸」は、山田錦を30%まで磨いて製造した九平次最高峰の日本酒です。
上質な香りが上品に香り立ち、口に含むと米の旨みと果実味があふれだし、余韻は心地よく控えめに残りながらもきれいなキレという最高の味わいです。
『醸し人九平次 純米大吟醸 黒田庄に生まれて、』
醸し人九平次 純米大吟醸 黒田庄に生まれて(引用:株式会社萬乗醸造)
自社栽培米の山田錦を100%使用した「純米大吟醸 黒田庄に生まれて、」は、ラベルに田んぼのある場所の経度・緯度の数字が記載されたスタイリッシュな顏となっています。
この数字をネットで検索することで場所の地図や航空写真を見ることができます。
味わいは、グレープフルーツのような柑橘系のフレッシュでさわやかな香りが醸し人九平次の中でも最も強く香るのが特徴的な日本酒です。
『醸し人九平次 CAMARGUEに生まれて、』
醸し人九平次 CAMARGUEに生まれて(引用:株式会社萬乗醸造)
フランス産の米を使用した「CAMARGUEに生まれて、」は、フランス・カマルグで栽培された「マノビ」というフランス固有品種を使用した日本酒です。
カマルグで栽培された米を輸入し、愛知県名古屋市の萬乗醸造でお酒となるフランスと日本の融合により完成された逸品です。
優しく香る柑橘の香りと吟醸香が香り立ち、存在感のある苦味と酸味が口の中をきゅっと引きしめるこのお酒。
日本酒の新たな融合と可能性を感じさせられる逸品です。
まとめ
醸し人九平次は、日本酒への可能性を探求し続け、日本酒や酒造りを楽しむ萬乗醸造が作り上げた逸品です。
米づくりからの見直し
ワイン造りへの挑戦
により日本酒への新たな可能性を模索する姿勢。
さらに常に探究心、向上心を蔵全員で持つ最高の作り手。
これらから生み出されたこのお酒は、ワイングラスで香りを楽しみながら味と余韻、酒に込められた作り手の想いを感じながら飲みたい最高の日本酒です。
醸し人九平次 純米大吟醸 彼の地 720ml
醸し人九平次 純米大吟醸 山田錦 720ml/1800ml
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