概要

黒龍の熟成と酒造の歴史。

 

黒龍のお酒を製造する酒造の歴史と黒龍の製造方法や味わい、商品などについて解説します。

 

黒龍とはどのような歴史をもつ酒造所が製造しているでしょうか。

 

その歴史と製造方法、黒龍の味わいと商品について詳しく解説します。

 

日本酒好きの方なら知っているであろう「黒龍」というお酒を今回はご紹介したいと思います。

 

このお酒を知るためには、黒龍酒造の

 

 歴史・製法・こだわりを知る必要があるでしょう。

 

目次

黒龍酒造とは

黒龍酒造のこだわり

黒龍の熟成と味わい

黒龍商品

まとめ

黒龍酒造とは

黒龍酒造株式会社は、福井県吉野郡に本社・製造場所を置く酒造です。

 

創業は、文化元年1804年創業の215年の歴史を持つ老舗の酒造所になります。

 

初代蔵元「石田屋二左衛門」から、手造りの日本酒を追求して来た黒龍だからこそこの長い歴史を刻み、今なお生き残り続けている理由といわれています。

 

伝統文化の日本酒造りを守り続けている酒造所の企業の理念は

 

「自然と人との調和を目指し、豊かな生活文化を創造する。」

 

というもので、この理念のもと日本酒造りをおこなっています。

 

黒龍酒造は、七代目蔵元がワインと日本酒は同じ醸造酒であることから「ワインの熟成が日本酒に応用できないか」とフランスやドイツを歴訪。

 

そののち、酒造りを追求し続け大吟醸「龍」を誕生させました。

 

これは、全国的にも最先端として大吟醸酒を商品化したものとなったのです。

 

そんな伝統と革新を続けて長い歴史を築いてきた黒龍酒造のこだわりとはなんでしょうか。

 

黒龍酒造のこだわり

 

まず「水」です。

 

黒龍酒造が創業した当時の松岡藩は、名水が湧き出る場所でした。

 

白山山系の雪解け水が時間をかけて大地で濾過され、名水として湧き出ます。

 

その名水は、福井県最大河川の「九頭竜川」へ流れます。

 

この川は、非常に澄んだ美しい水が流れています。

 

それを裏付けるように綺麗な川でしか生息しない鮎やマスがこの川に生息しています。

 

この美しく綺麗な名水は、柔らかく滑らかな口当たりの軟水。

 

この名水を使用することで黒龍が目指している吟醸酒の綺麗でふくらみのある味わいとなるのです。

 

次にこだわっているものとして「米」です。

 

お米は、日本酒を製造する上で水に匹敵する重要な原材料であるとしています。

 

そのため、全国11蔵元と「フロンティア東条21」というグループを立ち上げて活動しているほどです。

 

このグループの目的は、

 

 兵庫県東条地区の素晴らしい米がもっと評価されて欲しい

 このお米で最高のお酒を作る喜びを分かち合いたい

というものです。

 

そのため黒龍酒造では、東条産の山田錦・福井県大野産の五百万石など選び抜かれた酒造適合米を厳選して使用し、最高のお酒を日々造り続けているのです。

 

もう一つ黒龍酒造がこだわっているものとして、「原料処理」の工程です。

 

原料処理とは、洗米した米を水に浸す浸漬・米の蒸しまでのことを言います。

 

毎年条件が同じ気候というものはなく、必ず毎年出来上がるお米の品質は変わります。

 

これを毎年その米にあった漬け込み時間や蒸し時間を秒単位で調節することで最高のお酒ができると考えています。

 

この米の分析や時間の決定は、熟練した杜氏が行います。

 

長年の経験と酒造の伝統がこの決定を可能にしているのです。

 

黒龍酒造は、

 

 杜氏の能力を非常に大切にしている

 伝統を重んじその伝統を大切にしている

ということが良くわかります。

 

黒龍の熟成と味わい

こだわり抜かれて作られたお酒の中で、黒龍のシリーズは、零度以下での長期熟成が行われます。

 

これは、七代目蔵元のワイン熟成と日本酒の研究から開発されたもの。

 

熟成施設として、同じ福井県吉野郡内に2005年「兼定島酒造りの里」を建設しました。

 

この貯蔵施設では、

 

 原酒の冷蔵貯蔵庫・冷蔵調合室

製品の低温貯蔵庫

製品の氷温貯蔵庫

が設けられています。

 

すべて徹底した温度管理がされ、黒龍の中には、氷温貯蔵庫で2年から3年もの熟成期間を置く商品もあります。

 

この氷温貯蔵庫での長期熟成により、

 

 角が取れた丸いやわらかな味わい

 きめ細やかな口当たり

となる上品な純米大吟醸へと変化するのです。

 

黒龍商品

時間と手間を惜しまず作られた黒龍の商品を2つ紹介しましょう。

 

黒龍 石田屋』

純米大吟醸酒の極みである『石田屋』は、黒龍酒造の屋号から付けられた名前です。

 

山田錦を35%まで磨きあげ、2年程度低温熟成されたお酒です。

 

毎年11月に数量限定・期間限定で販売される入手困難なお酒の一つです。

 

味わいは、優しくさわやかなシトラスやメロン、桃のような香りも感じる幅の広い香りを楽しむことができます。

 

多様な味わいはまるで日本の四季がお酒の中に入り込んでいるようです。

 

デリケートでありながら奥深さも感じ、酸味と甘み、強さと優しさが絶妙なバランスが取れている最高の日本酒です。

 

黒龍 純吟三十八号』

このお酒は、酒造適合米の最高峰である山田錦を使用した純米吟醸酒です。

 

10月限定商品のため、毎年人気の逸品です。

 

「三十八号」という名前の由来は、1年の酒造りの中で三十八回目の醪が搾られる頃というのが秋であり、最もおいしい季節といわれています。

 

そんな最も美味しい頃に作られるお酒ということから、その仕込み番号がそのまま使用されたという名前です。

 

通常の黒龍吟醸酒は、酒造適合米として五百万石を使用するところを、この純吟三十八号は山田錦を使用しています。

 

非常に香り高い吟醸香は、まるで生酒のようです。

 

繊細で絹のようになめらかな口当たり、上品なお酒の代表のような味わい、香りをしっかりと楽しむことができる日本酒ですので、ワイングラスで飲む日本酒として最高です。

 

まとめ

黒龍は、黒龍酒造が丹精込めて作り上げたお酒です。

 

215年という長い歴史の伝統と、ワインと同じ醸造酒ということからヒントを得て日本酒の低温熟成を行うという革新により、他にない熟成と味わいを表現した高級酒となりました。

 

革新と伝統でできた黒龍は、中古市場でも高価酒買取されることが多いため、なかなか入手困難な商品となっています。

 

しかし、この熟成によりできた日本酒をぜひ味わってみたいものですね。

 

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