概要

名門酒造が生み出した酒!賀茂鶴

 

賀茂鶴とはどのようなお酒なのか、蔵元の歴史やこだわり、商品や味わいから詳しく解説します。

 

賀茂鶴という日本酒は、どのような特徴をもつお酒でしょうか。

 

このお酒を製造する蔵元の歴史や製造、商品と味わいから詳しく解説します。

 

今回ご紹介するお酒は、日本三大名醸地の一つである「西条」に蔵を置く賀茂鶴酒造のお酒『賀茂鶴』です。

 

まずは、賀茂鶴酒造の歴史を紐解いていきましょう。

 

賀茂鶴酒造の歴史

(引用:賀茂鶴酒造株式会社)

賀茂鶴酒造は、広島県東広島市西条本町に蔵を置く蔵元です。

 

1873年に創業し、酒銘を『賀茂鶴』として開始します。

 

1918年に株式会社として組織変更し、昨年2018年に設立100周年、創業145年を迎えた老舗蔵元です。

 

賀茂鶴酒造の歴史の中で特徴的な出来事は、1898年の動力精米機の導入です。

 

当時の日本酒業界でいち早く取り入れたことで、綺麗な精米を行うことができ、雑味の少ない美しい吟醸酒・大吟醸酒を造る一歩となりました。

 

1958年には、大吟醸を先駆けて販売します。

 

その当時発売されたのが「特製ゴールド賀茂鶴」でした。

 

第60代内閣総理大臣だった池田勇人氏は、賀茂鶴の大ファンであったこともあり、国内外へ推薦してもらっていたという歴史もあります。

 

さらに、当時のアメリカ大統領であったオバマ氏と安倍総理の会食の際にも、「ゴールド賀茂鶴」が大統領と総理の間で酌み交わされました。

 

先見の明のある新規機材の導入などが、広島杜氏の本流としても礎を築き、吟醸酒を日本中に広める日本酒業界への多大な貢献をした蔵元となりました。

 

このような華やかな歴史をもった賀茂鶴酒造のこだわりとはどのようなものでしょうか。

 

賀茂鶴酒造のこだわり

賀茂鶴酒造のこだわりをいくつか紹介します。

 

賀茂鶴酒造は、原料米に地元広島県米を使用しています。

 

広島県の標高の高い土地で育てられた酒造適合米を使用します。

 

創立100周年の昨年は、原材米に「広島錦」という幻の酒米を復活させ、この幻の広島錦を使用するという原点に立ち返ったことでも有名です。

 

精米は、純米大吟醸に使用する酒米にいたっては丸四日間をかけて摩擦で削ることをしないこだわりの精米を行います。

 

四日間約100時間をかけて32%まで磨きあげた米は、雑味のない澄んだお酒となります。

 

精米された米は、精米後一か月間休ませたのち洗米の工程に移ります。

 

精米に使用する水は、賀茂山系の伏流水である中硬水を使用します。

 

自然の濾過で歳月をかけて湧き出たこの水は、ミネラル成分を適度に含んだ水となるため、中硬水となるのです。

 

この水を使用して行う洗米で米に含ませる水の量は米の重さの3割としています。

 

この見極めに秒単位の繊細な判断が必要となります。

 

賀茂鶴酒造は、洗米をはじめとした日本酒造りのすべての工程で、この選び抜かれた中硬水を使用しています。

 

その後は、蒸米・麹・酒母・もろみ・搾りの工程を丁寧におこない、最後に瓶詰めを行います。

 

賀茂鶴酒造では、瓶詰めをクリーンルームという清潔な環境で行い、製品の徹底管理を行います。

 

出荷されるまで丁寧な仕事と管理による日本酒造りがされるのが賀茂鶴酒造なのです。

 

賀茂鶴の味わい

酒米の選別からこだわりを見せる賀茂鶴酒造が製造する『賀茂鶴』とはどのような日本酒でしょうか。

 

賀茂鶴の特徴的な味わいは、優雅な香りと芳醇な味わいです。

 

控え目な吟醸香とフルーティな香りとは打って変わって旨みが強く、口の中で旨みが膨らみます。

 

まろやかな口当たりは上品で角がなく、後味はスーッと消えるキロの良さを見せる日本酒です。

 

賀茂鶴は、30年以上のロングラン商品です。

 

30年以上賀茂鶴の味わいを造ってきた杜氏の伝統継承と伝統の中で生まれる新しい革新の中で、賀茂鶴が生まれています。

 

商品紹介

では、そんな『賀茂鶴』の商品をいくつか紹介しましょう。

 

『特製ゴールド 賀茂鶴

特製ゴールド 賀茂鶴(引用:賀茂鶴酒造株式会社)

銀座のすし屋でオバマ前大統領と安倍総理が酌み交わした酒である「特製ゴールド 賀茂鶴」は、中に花びらの金箔が入った見た目にも美しい日本酒です。

 

控え目なフルーティさと吟醸香、口の中で広がる旨みと少しのピリっとする辛み、しかしこのバランスの良さが甘くもなく辛くもなく、スーッと飲める飽きの来ない逸品です。

 

『特別本醸造 蔵出し原酒 賀茂鶴

特別本醸造 蔵出し原酒 賀茂鶴(引用:賀茂鶴酒造株式会社)

原酒特有のアルコール度数の高い「特別本醸造 蔵出し原酒」は、原酒であるためアルコール度数が19度ほどありやや辛口傾向にあります。

 

しかし、旨みが味わいのバランスを出し、優しくまろやかな味わいにしているお酒です。

 

蔵元でしか購入することができない超限定販売酒であるため、なかなか飲めない商品です。

 

『双鶴 賀茂鶴

双鶴 賀茂鶴(引用:賀茂鶴酒造株式会社)

手造りの惜しみないうまさが広がる「双鶴 賀茂鶴」は、山田錦を100%使用し、精米歩合を32%まで磨いた大吟醸酒です。

 

100時間もの精米に手をかけ、賀茂鶴伝統技術を駆使した最高のお酒は、果実感を感じる華やかで上品な香りが優しく立ち、口の中にふくよかな旨みが広がります。

 

すっきりとした後味に、賀茂鶴の特徴をしっかりと出した味わい深い逸品です。

 

まとめ

賀茂鶴は、広島杜氏の本流の礎を築き、吟醸酒を世に広めた先駆者である賀茂鶴酒造が生み出した日本酒です。

 

30年以上の長きにわたって愛されているこのお酒は、甘み・辛み・旨みが絶妙で、上品な香り立ちが総理大臣の舌をも魅了する最高の日本酒の一つです。

 

賀茂鶴 天凛 1800ml

賀茂鶴 吟凛雅 大吟醸 900ml

賀茂鶴 十四代柿右衛門色絵磁器 徳利型 1800ml 大吟醸酒/1800ml 大吟醸酒/瓢箪型 1800ml 大吟醸酒

 

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