概要

ブランデーの種類の中でコニャックと聞く機会は多いです。

 

しかし、あまりお酒に詳しくない方だと「アルマニャック」という種類を耳にすることはあまりないのではないでしょうか。

 

今回ご紹介するお酒は、このアルマニャックの中でもとりわけ世界中に輸出され人気のある『シャボー』というブランデーです。

 

まずは、このお酒の歴史から紐解いていきましょう。

 

目次[非表示]

シャボーの歴史

シャボーの特徴とこだわり

シャボーの味わい

シャボーの商品紹介

シャボー XO

シャボーXO ホワイトグース

シャボー エクストラ スペシャル

まとめ

シャボーの歴史

 

 

 

 

 

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ゆん(yuuya hikima)さん(@yunyun_zero)がシェアした投稿 – 2019年 4月月23日午後9時15分PDT

 

シャボーは創業1828年のアルマニャックメーカーです。

 

ダルマニャック村で一族が経営していたこの会社は、元々ワイン製造をおこなっていました。

 

では、なぜワイン製造をおこなっていた会社がブランデーの製造を始めたのかというと、この地の出身であった海軍元帥のフィリップ・ド・シャボー氏が関係しています。

 

彼が航海の際に、このワインを持ち込んでいました。

 

しかし、長い航海中に品質が落ちてしまい困っていました。

 

この変質を避けるために、このワインをさらに蒸留した状態にして船に積み込むようにしました。

 

これが、シャボーのアルマニャックの始まりです。

 

そのため、フィリップ・ド・シャボー氏の名前をとって『シャボー』としたといわれています。

 

そして100年以上にわたり品質の高いアルマニャックとして、村の地元民や、一部のフランス貴族の間で愛飲されるお酒でした。

 

20世紀半ばになると、世界市場へ輸出されるようになり、現在では世界90か国以上の国で販売されています。

 

シャボーはカミュの傘下にあるため、日本でも販売されています。

 

では、世界中で愛されているシャボーのこだわりや特徴とはどのようなものでしょうか。

 

シャボーの特徴とこだわり

シャボーのこだわりは、使用するブドウの品種はバコ・ノワールやバコ・ブランといった「バコ種」という品種のみの使用を限定していること。

 

そして、アルマニャックと名乗るうえで重要な蒸留方法も決まっています。

 

この蒸留方法はコニャックと決定的に違います。

 

その蒸留方法とは、昔からの伝統的な「半連続式蒸留機」を使用し、1回のみゆっくりと蒸留がおこなわれます。

 

こうしてゆっくりと伝統的な方法で蒸留されたブランデーの原酒をオーク樽で長期熟成させることもこだわりの一つです。

 

熟成期間へのこだわりは、23年以上の熟成を要し、長いものでは40年、50年という半世紀の熟成をおこなう貴重な原酒まであるのです。

 

こうしてこだわりと手間を惜しまず造られたシャボーの味わいとはどのようなものでしょうか。

 

シャボーの味わい

味わいは、華やかな香りと味わいに原始的な芯の強いパンチを持った味わいと表現されます。

 

そもそも、アルマニャックの半連続式蒸留器での1回の蒸留という方法は、ブドウらしさやブドウの強さを引き出す蒸留方法になります。

 

そのため、熟成期間が長いものでもフルーティな香りと味わいを残しながら、樽で育ったバニラに似た香りを放つなど非常に豊かな香りと味わい、強さが特徴の味わいとなります。

 

アルマニャックは、ブドウの果実から果汁を絞り発酵させワインにしてから蒸留されます。

 

この特徴的な方法もまたシャボーの味わいとオーク樽の熟成で生まれる甘い香りなどの特徴を生み出す要因の一つといえるでしょう。

 

 伝統的な製造方法

 使用するブドウ種の限定

 熟成へのこだわり

これらが、世界中が愛するブランデーの味わいを作り上げています。

 

では、いくつか商品を紹介しましょう。

 

シャボーの商品紹介

シャボー XO(引用:Amazon)

23年以上熟成した原酒ブレンドのお酒です。

 

最長で35年の熟成がされた原酒もこのお酒のブレンドに入っており、その味わいは非常にエレガントなものとなっています。

 

熟成感を感じながらもフルーティな香りは華やかで、熟成による凝縮した甘さの香りと味わい、オーク樽のスモーキー感が上品で優雅な逸品となっています。

 

シャボー XO ホワイトグース(引用:Amazon)

XOの中身は同じ23年以上の原酒ブレンドが入った高品質なアルマニャック。

 

しかし注目すべきこのお酒の特徴は、ボトルデザインです。

 

グース=ガチョウのデザインは、芸術面でも非常に高い評価を得ています。

 

このガチョウは、熟成庫を守る守り神のような伝説的ガチョウであり、その中に入れられたXO級の長期熟成ブランデーを飲み終わった後も、美術品として楽しむことができる商品です。

 

シャボー エクストラ スペシャル(引用:Amazon)

熟成期間40年から50年の原酒をブレンドしたアルマニャックです。

 

貴重な原酒たちのブレンドは、華やかなで甘い香り、丸みを帯びた酒質、熟成が長いにもかかわらずフルーティさをしっかりと感じ、熟成感とのバランスの良さは絶品というにふさわしい最高峰の逸品です。

 

ぜひ、ロックやストレートでこのお酒と向き合ってゆっくりと味わっていただきたいです。

 

まとめ

シャボーは、その成り立ちは、海軍元帥のワインの質が落ちることを嘆いたことから始まりました。

 

ワインを蒸留する方法でアルマニャックを生産し、高品質なシャボーは、100年以上村の近隣住民や一部の貴族に愛される隠れた銘酒でした。

 

それが、今や世界中に輸出され、アルマニャックの中でもっとも輸出されるお酒として地位を確立しています。

 

グースを模ったボトルなど酒の高品質だけでなく、ボトルデザインの評価も高いお酒は、1つ手に入れ、味わい、ボトルを芸術品として飾るに相応しいお酒です。

 

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