概要

さっそくですが、今回ご紹介するお酒は『カミュ』というお酒です。

 

約30年前のバブル期を経験された方はよく御存じのお酒であると思います。

 

現在の若い方はあまり知らないかもしれませんが、実は日本人によく好まれる味わいの『カミュ』は、知っていて損はありません。

 

ここで、詳しく見て言いましょう。

 

目次[非表示]

カミュの歴史

カミュの特徴とこだわりとは?

カミュの味わい

カミュの商品紹介

カミュ VSOP ボルドリ

カミュ イル・ド・レ ファインアイランド

カミュ ナポレオン ブック

まとめ

カミュの歴史

カミュ(引用:アサヒビール)

カミュの歴史は、1863年までさかのぼります。

 

創業者である「ジャン・バティスト・カミュ」がフランスコニャック地方に創設。

 

「ラ・グランド・マルク」というブランド名でイングランドへコニャックの輸出をはじめます。

 

その後、カミュ一族での安定したコニャックのコントロールをおこなうとして「カミュ・ラ・グランド・マルク」と名前を変え一族経営を始めました。

 

この一族経営は会社が多きくなった現在も5代目までしっかりと守られています。

 

1894年からは息子長男エドモンド・カミュが、1896年には息子次男ガズトン・カミュがコニャックの生産・販売に参加します。

 

息子たちによりカミュの高品質なコニャックがフランスで知れわたり、ブランドの確立がなされました。

 

さらにはロシアへの輸出が確立させるなどの貢献もあり、息子二人が二代目として会社を飛躍させました。

 

1932年創業者の孫であるミシェル・カミュが会社の事業へ参加します。

 

三代目として彼は、

 

 フランスとロシアの間で行われるスピリッツ輸出入の独占契約を取得する

 アメリカのDFSギャラリアとの取引を開始する

といった新たな事業開拓を行います。

 

さらに、

 

 贈答用のクリスタルボトルやリモージュ磁器のボトルにコニャックを入れ販売する

 業界初のすりガラスボトルでの販売を行う

など、中身だけでなくボトルにも力を入れ販売を行い、さらなる世界的認知と、業績拡大を成しえました。

 

1977年、ミシェルの息子であるジャン・ポール・カミュが事業に参加します。

 

彼は四代目として、カミュの特徴である「ボルドリ」という畑をさらに追加で買い入れを行いました。

 

そして、新たな蒸留・貯蔵施設を新設するなど製造面への投資を行います。

 

この「ボルドリ」という畑の追加購入は、現在のカミュのコニャックの特徴を生み出すうえで重要な役割を果たしています。

 

現在代表である五代目シリル・カミュは、2004年に代表となり現在に至るまでカミュを率いています。

 

彼は、新たな商品であるレ島コニャック「イル・ド・レ」を発売するなど商品開発に力を入れています。

 

会社が大きくなり、世界中の免税店で世界一販売されたコニャックになるなど、世界中に広がるカミュ。

 

現在まで創業者の信念である一族経営を守り抜いています。

 

そして、コニャックの品質の安定とコントロールをおこないながら、世界中で多くの人がコニャックを楽しめる親しみやすいコニャックを販売しています。

 

カミュの特徴とこだわりとは?

最大の特徴は「ボルドリ」というランクの畑から取れるブドウを使用することです。

 

そもそも「ボルドリ」というランクの畑は決して上位のランク付けをされた良質な畑とはいえません。

 

日照時間は短く、粘土質の石灰層を持つ土地柄は、ブドウにβ‐カロテンを通常よりも多く含んだブドウの実を造らせます。

 

カミュは、このβ‐カロテンを多く含んだブドウを使い醸造することで、β‐カロテンがβ‐イオノンという物質へ変化しこの物質がフローラル様の香りを生み出すコニャックを作り出しています。

 

この香りこそがカミュの味わいの特徴となります。

 

カミュの味わい

カミュの味わいは、優しく飲みやすい口当たりにフローラルな香りが香り立つ上品な味わいとなっています。

 

このフローラルの香りこそが飲む香水といわれるゆえんです。

 

飲みやすい優しい口当たりと、香水と称される香りの強さは世界中で購入され、日本でも受け入れられ人気となったのもうなずける味わいです。

 

では、そんなカミュの商品シリーズをいくつかご紹介しましょう。

 

カミュの商品紹介

カミュ VSOP ボルドリ(引用:Amazon)

カミュが目指す味わいを表現したお酒がこの「VSOP ボルドリ」です。

 

ボルドリの畑から取れたブドウのみを使用し造られたこのお酒。

 

フレッシュな果実感を感じ、香り高さが特徴の味わいとなっています。

 

カミュ イル・ド・レ ファインアイランド(引用:Amazon)

現在の五代目が開発を手掛けたレ島産のブドウを使用したコニャックです。

 

潮風を受けて育ったブドウがカミュの技術によって潮風の風味を感じるという特徴的なコニャックの味わいとなりました。

 

他にないレ島の潮風を感じるコニャックを体感していただきたい逸品です。

 

カミュ ナポレオン ブック(引用:Amazon)

カミュの代名詞といえる磁気のボトルであり、本型のボトルに柄が付けられています。

 

他にも、ミニブックやゴッホ・コロンブスなど柄や大きさが違うシリーズが存在します。

 

カミュの代表的なボトルであり、カミュのコニャックファンだけでなく、陶磁器のファンをも引き付ける特別仕様のボトルなのです。

 

まとめ

カミュは創業者から現在まで一族経営を守ることで、コニャックの質を守りながら世界中で愛されるお酒を全世界で販売してる一大企業のコニャックです。

 

日本人にも愛される優しくすっきりとした飲みやすさと、ボルドリから取れたブドウをうまく利用するカミュ独特のフローラルの香り高さが世界中のコニャックファンを魅了しています。

 

さらに、高級なコニャックというイメージを普段から飲めるような身近な存在にするべく安価なシリーズもあるため、私たちにコニャックを身近に感じさせてくれる貴重な存在です。

 

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