概要

みなさんは、コニャックのメーカーと聞くと長い歴史の長い老舗や、一族経営、ブドウ栽培からおこなうこだわりを持ったメーカーというイメージがあるのではないでしょうか。

 

しかし、今回ご紹介するお酒は『モネ』という他のメーカーとは少し異なる会社の特徴を持つお酒です。

 

何が他社とは違うのか、特殊なのかを注目しながら見てみてください。

 

目次[非表示]

モネの歴史

モネの特徴とこだわり

モネの味わい

モネの商品紹介

モネ ジョセフィーヌ

モネ ジョセフィーヌ エクストラ ベルリザーブ

モネ ジョセフィーヌ エクストラ

まとめ

モネの歴史

 

 

 

 

 

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Cognac Monnetさん(@cognacmonnet)がシェアした投稿 – 2019年 5月月9日午前9時30分PDT

 

モネ』は、1836年今から183年に創業した会社です。

 

当時のブドウ栽培をおこなうブドウ畑の所有者と、蒸留を主におこなうブランデーの製造会社が作る「共同組合」がこの会社を創業しました。

 

つまり、創業者という他社に存在する初代誰というものがありません。

 

あくまで組合が会社を創業したというコニャックメーカーの中では珍しいものです。

 

創業当初より、組合に参加していたブドウ農家が多いこともあり、200以上のブドウ畑農家との契約を結び、さらに蒸留も契約した蒸留の会社に任せるという方針です。

 

モネ』が会社として独自にブドウを栽培することも、蒸留をおこなうことも、今も昔もありません。

 

 契約しているブドウ畑のブドウの品種や栽培方法の指定

 蒸留方法の指定

 蒸留会社から出来上がってきたブランデーのブレンド

昔からこれらの工程を専門におこなっています。

 

いわゆる「ネゴシアン」のような仕事をするコニャック会社なのです。

 

ブランデーのブレンドは超一流で、世界中に愛される味わいを作り上げているのです。

 

モネの特徴とこだわり

モネ』の特徴は、ブドウ栽培・蒸留をおこなわないことです。

 

そして、最大のこだわりはブレンドです。

 

上記で記したように、創業当時から組合の組織であったため栽培も蒸留も契約農家や契約を交わしている蒸留会社に任せています。

 

しかし、栽培方法には厳密な指定や品種のこだわりを相手方と交わし、蒸留にいたっても同様の指定をしっかりとおこなったうえで委託をしています。

 

これは、昔ながらの信頼関係から成り立つものであり、簡単におこなえるものではありません。

 

契約しているブドウ畑の畑ランクは、

 

 グランド・シャンパーニュ

 プディット・シャンパーニュ

 ボルドリ

 ファン・ボア

の4つです。

 

どの畑も上位ランクの畑であり高級酒ができる畑ランクばかりです。

 

この質のよい畑と200も契約しているため、より上質で旨い酒を蒸留することができます。

 

上質な酒が蒸留されると、それを買い取ります。

 

ここから発揮されるのが『モネ』のブレンドの力です。

 

世界中から愛される味わいとは、ブランデーの味によくあるフランス人の舌の好みの味わいというものにしていないということです。

 

その証拠に、『モネ』の出荷割合はフランス国内はわずか6%程度という少なさなのです。

 

そのほとんどがアメリカや世界中に輸出されているのです。

 

このことからも、世界中の多くの舌が好む味というものに重点をおいたブレンドをしていることがわかります。

 

しかし、日本国内は輸入量が少ないのが現状です。

 

そのため、認知度が低い為『モネ』の旨い味わいを広く認知してもらう必要があるでしょう。

 

では、そんなこだわりと特徴をもったコニャック造りをおこなう『モネ』の味わいを詳しく見ていきましょう。

 

モネの味わい

モネの味わいは、

 

 フルーティな香りと優しくまろやかさが特徴の口当たり

 甘さと酸味がバランスよくブドウの品種を感じる上品で芳醇な女性的な味わい

  

です。

 

そのため、代表的な『モネ』のボトルには「ジョセフィーヌ」という女性の自画像がラベルになっています。

 

ジョセフィーヌとは、ナポレオン1世の最初の妻の名前です。

 

彼女は、ナポレオンにたいそう愛され、つくされた女性でした。

 

離婚をしてしまいますが、最後の言葉に名前を呼ぶほど愛されていたジョセフィーヌをコニャックの顏としたもうなずける味わいです。

 

では、ジョセフィーヌの名前と肖像画を使用している商品を始めとした『モネ』の商品と味わいの特徴を紹介しましょう。

 

モネの商品紹介

モネ ジョセフィーヌ

 

 

 

 

 

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當然 這也不僅僅就是碎片而已 無論收集多少 碎片還是碎片さん(@edwin__lee)がシェアした投稿 – 2019年 7月月4日午前5時16分PDT

 

上記に登場したジョセフィーヌの肖像画がラベルに描かれているお酒です。

 

このお酒は、ジョセフィーヌの名にふさわしくコニャックの等級のナポレオンよりも上といわれるほど上質なお酒です。

 

15年以上の熟成がされた原酒をブレンドして作られているその味わいは、まろやかで上品さと気品を感じ、フルーティな香りに包まれながら芳醇で優しい旨みが深く・厚く感じることができるまさにジョセフィーヌのような味わいです。

 

日本での輸入量が少ないこともあり、国内の流通量が他社と比べても極端に少ないのが特徴で、なかなか手に入れることができない貴重なお酒となっています。

 

モネ ジョセフィーヌ エクストラ ベルリザーブ(引用:VINTAGE LIQUORS)

ジョセフィーヌのお酒が入ったボトルがクリスタル製の逸品です。

 

雫の形をしたボトルに、カッティングデザインが施された上品で高貴なボトルとなっています。

 

既に終売商品であるため、新たに正規での購入は叶わない幻の逸品です。

 

終売商品ということもあり、中古市場での世界的な人気が高い商品となっています。

 

モネ ジョセフィーヌ エクストラ

ジョセフィーヌよりもさらに上の長期熟成をした原酒をブレンドしたお酒です。

 

熟成期間が長い原酒を使用しているこの商品は、熟成によりさらに華やかな香りをまとい、上品で優しい口当たりはさらに丸みを帯びます。

 

使用品種のシャルドネの甘み・酸味・旨みを感じ取ることができ、余韻には熟成に寄り育ったスモーキーさが訪れるという様々な味がバランス良くブレンドされている複雑な味わいをしています。

 

まとめ

モネ』は、ブドウ農家と蒸留専門会社の組合が作った会社です。

 

栽培や製造はおこなわず、買取と買い取った原酒の熟成とブレンドに力を入れ販売するモネのお酒は、世界中の多くの舌が受け入れやすく旨いと感じることができる上質なコニャックです。

 

日本国内の流通量が少ないのが残念なお酒ですが、今後人気が伸びる可能性を大いに秘めた旨いコニャックです。高価でお酒買取がされています。

 

酒買取専門店リンクサス

https://linxas.shop/brandy/monet/