概要

ポメリーができた経緯は?味わいは?

 

今回は、ポメリーができた経緯や製造のこだわりをご紹介していきます。

 

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ポメリーの歴史

ポメリーの製造のこだわり

ポメリーの風味

ポメリーの歴史

  

 

 

Champagne Pommeryさん(@champagnepommery)がシェアした投稿 – 2019年 7月月14日午前4時01分PDT

 

1836年にフランスのシャンパーニュ地方で生まれたポメリー

 

創業者はナルシス・グレノです。

 

1856年にはルイ・アレクサンドル・ポメリーがポメリーの経営に携わるようになったことから、この頃はポメリーの会社名は“ポメリー・エ・グレノ”でした。

 

そして1858年にルイ・アレクサンドル・ポメリーが亡くなったことをキッカケに、ポメリーの妻である夫人がポメリーの経営を受け継ぐ形となったのです。

 

ポメリー夫人は経営に対する知識と経験が非常に豊富でした。

 

そこで、今までフランス国内での販売が主流だったポメリーのシャンパンを、イギリス向けに輸出することを視野に入れ始めました。

 

そして、なんとイギリスのロンドンにポメリーの支店を設けたのです。

 

ポメリー夫人はイギリス人の好みや好きなシャンパンの傾向をしっかりと把握して、世界で初めての辛口シャンパンを作り上げました。

 

現在ではシャンパンといえば辛口が主流ですが、当時は甘口のシャンパンが好まれていました。

 

そんな文化の中で辛口のキリッとした旨味のシャンパンを作り上げることは非常に困難で、そして勇気がいることだったでしょう。

 

それを、ポメリー夫人はイギリス人の嗜好を把握した上で絶対に成功をするという確信のもとで作り上げたのです。

 

ポメリー夫人が作り上げた辛口のシャンパンである「ブリュット・ナチュール」。

 

こちらは、糖分をかなり抑えた辛口でかつ、自然の味わいが特徴的なシャンパンでした。

 

名前の通り自然な味わいが強いですね。

 

このポメリー夫人が開発した辛口のシャンパンは、甘口が主流だったシャンパン業界に革命をもたらしました。

 

そして、これまで発泡のお酒は好きだったが甘口のシャンパンは好まないと言った人たちからの需要を一気に集め、ポメリーは辛口シャンパンとしての地位を一気に確立したのです。

 

ポメリーによる市場での影響は非常に大きなものがありました。

 

辛口シャンパンであるブリュット・ナチュールが生産され始めると、イギリスのシャンパンの消費はなんと三倍にまで膨れ上がったと言いますから驚きです。

 

ブリュット・ナチュールのヒットによって、ポメリーはシャンパン業界でも名前が知られるようになり、世界的に有名なブランドとして地位を得ることができました。

 

ポメリーは現在、さまざまな資本企業を渡り歩いている状態です。

 

2002年にはヨーグルトメーカーとして知られるダノンに買い取られました。

 

2004年にはモエエシャンドンとヘネシー、そしてルイヴィトンが結託して企業を運営しているモエヘネシー・ルイヴィトンの傘下に入りました。

 

しかし、モエヘネシー・ルイヴィトンでは会社としての考え方や方針が合わずに会社側がポメリーを手放す形となり、ベルギーの会社であるヴランケンが買収をしました。

 

現在はヴランケンがポメリーを生産販売する会社として落ち着いているようですね。

 

ポメリーの製造のこだわり

ポメリー(引用:ヴランケン・ポメリー・ジャパン)

ポメリーは、前項でも紹介した通りポメリー夫人の活躍により“辛口シャンパンのパイオニア”として知られるようになりました。

 

当時は甘口のシャンパンが主流だったシャンパン業界に風穴を開けたポメリー

 

なによりも辛口のシャンパンを作り上げることを一番のこだわりとしており、当時の味わいを守り続けることが伝統を守ることにつながるとしています。

 

さらに、ポメリーはただ辛口のシャンパンを作るだけではなく、ほかのシャンパンメーカーでは再現できない繊細で優美なシャンパンを作ることにもこだわりを持ちました。

 

ポメリーブランドは、ポメリー夫人が後任してブランドの経営を受け継いだことから、味わいも女性らしくて柔らかで細かな部分にまで手を加える繊細な味わいとなりました。

 

ポメリー婦人はシャンパン作りを芸術だと語っています。

 

そして、芸術はシャンパンだけではなく、シャンパン作りの工程である樽にも見ることができます。

 

当時有名だったエミール・ガレに協力を依頼して大きな熟成樽を製作するなどのこだわりぶりを見せました。

 

そして、この樽での熟成などの工程は現在にも受け継がれています。

 

辛口シャンパンが生まれたのは19世紀後半の頃。

 

この頃から受け継がれる伝統の製法と熟成樽。

 

そして辛口シャンパンのパイオニアと呼ばれる威厳と気品を守り続けているポメリーは、ポメリー婦人や創業者のポメリー氏の魂を現在も受け継いでいるのです。

 

ポメリーの風味

 

 

 

 

 

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Champagne Pommeryさん(@champagnepommery)がシェアした投稿 – 2019年 1月月4日午前8時47分PST

 

何度も紹介しているように、ポメリーは基本的に辛口のパイオニアと呼ばれるほど辛口のシャンパンにこだわりを持っています。

 

そのため、総称して言えるポメリーの味わいの特徴とすれば、「キリッとしたキレの良い辛口の口当たり」です。

 

しかし、中にはポメリー創業当時に流行っていた甘口を再現する優しい味わいのシャンパンも存在します。

 

ロワイヤル・ブルースカイがこの一つで、デザート感覚でいただくワインシャンパンとしてポメリーも名前を挙げています。

 

甘口のシャンパンであることから、味わう際には氷を入れて冷やして飲むこともすすめられていますね。

 

また、辛口のキレの良い味わいのポメリーのシャンパンでも口に含むと焼き菓子やフルーツの甘みが感じられる銘柄もあります。

 

辛口のパイオニアでありながら辛口が苦手な女性やシャンパン初心者の方からも強い人気があるブランドでもあります。

 

創業者の名前ではありますが、ポメリーというブランド名も日本人からすると柔らかで親しみやすい名前でもありますよね。

 

ポメリーの豆知識

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