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ミステリー小説が多いロバート・マキャモンの「少年時代」ミステリー小説というより、殺人事件を軸にした60年代を少年として過ごしたノスタルジア小説。
スティーブン・キングもミステリー小説を沢山書いています。その彼の「スタンド・バイ・ミー」のような小説です。
この「少年時代」の中に珠玉の文章があります。
主人公が墓地を訪れた時:
「老人が1人死ぬのは、図書館がひとつ焼け落ちる事だ」というあたりです。
「誰もが、ユニークな人生があり、物語がある・・頭の中に数多くの体験と記憶が残っているのに、それを聞くことができない・・・」
亡くなった明治生まれの祖父母達に聞きたいことが沢山あるのに、何も尋ねなかった私はなんと愚かだったんだろう・・と悔まれます。(祖父母は関東大震災も、戦争も体験しているのに、聞いたことがありませんでした。)
テクノロジーの発展の恩恵で、今回の東日本大震災について多くの記録が後世に残されるとしても、家族には家族にしか残せない記憶を次世代へ残す責任がありますね。