
母は、健康診断数値がすべて正常範囲内でないと、心配で仕方がないらしく、少々値が上でも下でも病気だと断定し、なんだかんだと医者に走る始末。娘としては、大事をとって、それもいいのですが・・
「元気?」とたずねると、「そうね、でも―が痛いの・・・」と必ず体の不調を訴えます。どんなに調子がよくても、何か不調を探さないと、不安になってしまうらしい。
ほとほとうんざり。
母が反面教師なので、めったにお医者にかかることがない妹や私に「あなたたちは、本当に医者に行かない!!おかしい!」と母は詰め寄ります。それでも無視をしつづける冷たい私たちに母は「年をとらないと分らないのよ!」最後の捨て台詞。
でも、でも妹も私も、中学生の頃から母の「血圧が高い・・心臓が・・腰が痛い・・喉が・・」
に聞き慣れていました。ということは、今の私よりずいぶん若い頃からこの癖はあったのです。
とはいえ、何かがあれば、すぐにお医者様に駆けつける母ですから、おかげさまで、80に手が届く今でも、相当元気ですし、ちょっとした風邪以外の病気はしたことがありません。感謝、感謝です。
今日の新聞記事に「正常値症候群」という記事が載っていました。
「そもそも正常値とは、その値より、外れている場合は、病気の危険性の可能性があるという平均値であって、実際の健康度を示しているのではない。数値内でないと気になり、心配度が高まる症状を「「正常値症候群」」と呼んでいます。」と、横川クリニック院長の横川先生は述べられています。
うーん、まさに母はそうなのかもしれない。
横川先生は「理性で、健康管理をしようとするほど自分自身をがんじがらめにしてしまう危険性がある。余裕のない顔つきになってしまう」ともおしゃっています。
もちろん健康診断の値によって早いうちに、病への危険性を察し、対処をしていくことは、大事なことです。それと共に、気分、やる気、好奇心、わくわく感といような数値にならないファジーな感覚をどれだけ感じるかということも健康度を把握する上で大切ですよね。
数字的には健康値であっても、いつも何かに追われるような不安感をもって毎日を過ごすよりは、肉体が少々病んでいようが、常に好奇心をもって、愉快に前に進んでいく方が病気も早く癒されると素人ながら思うのですが、いかがでしょうか?
最後に横川先生は
「本能の脳にしたがって、もっと自由に、自然に生きれば、本当の健康にたどりつけるのに。」と心強いお言葉で締めくくられています。

気持ちよいか、悪いかが我が家のニャンコの判断基準
