四季それぞれのマイ・フルーツがあって、その時期になると同じものばかり毎日食べます。そしてそれぞれの思いでがたくさんあります。

今は秋から続いている、柿、毎日3-4個の柿を一日中楽しんでいます。賞味するだけでなく、その色、形をを愛で、その香りを楽しみ、ざらざらした木の感触まで大好きです。実家の庭には柿の木が2本あり、小学生の頃、よく登っていたその木からまだ、枝がしなるほどの柿が実をつけます。
取り残しの柿は、80を越えた父がせっせと干し柿や、樽付けにし、残りの柿は鳥がたべ、そしてその残りは土に戻り、また翌年の柿の滋養になるのです。柿は子供の頃の思い出、目をつぶると黄色い山吹や金木犀も目に浮かびます。

冬になるとりんごのシーズン、大きくて蜜の入った甘いりんごも大好きですが、心に残るりんごは、サンディエゴ郊外のジュリアンのりんご。けっして見た目はゴージャスでないし、樽にごろごろ入っているりんごは、小ぶりで、赤くて、硬く、葉っぱがついて、ちょっと虫喰っているりんご。味も酸味が強く、かじるとつばがでてきます。ところがこのりんごに砂糖とシナモンを加えて煮てパイにすると、天下一品。パイ生地も、小麦粉にバターだけで作った、簡単なもの。パイ生地を作るのが面倒だったら、小麦粉とバターをさくさくと混ぜあわせ、ぼろぼろにして、砂糖、シナモンで煮たりんごの上において、オーブントースターで焼けばいいのです。
ジュリアンのりんごはアップルパイの思い出です。

春はイチゴ、小粒で、つぶつぶが歯の間に入りそうな、イチゴの味のする野生的なイチゴが大好きです。それは、種から育てたイチゴの味。だから春になるとイチゴの苗を買ってきてベランダで育てるイチゴ、毎年2-3粒の贅沢です。
それからお菓子の、チョコート 「ルック」。チョコとすっぱさの勝った、つぶつぶのイチゴの入っている「ルック」は流行のチョコレートディップのイチゴに決して負けてはいません。

夏はもちろんスイカ、重いスイカを買ってきても冷蔵庫がいっぱいで、困ってしまうことがしばしばですが・・・
それは大昔、祖父母の家には井戸があり、夏になるとスイカを紐で縛って井戸に沈めて冷やしていたすいか。縁側で、塩を少々ふりかけて、種を飛ばした・・日本の夏の原風景ですよね。

そのほかにも、夏はマンゴを買って食べます。高いマンゴでなく、お手ごろ価格のメキシコや、フィリピンマンゴです。
エキゾチックなマンゴを食べるたびに、タイや、香港、メキシコの果物売りの異国情緒たっぷりの屋台を思い、気分は現地。そして、不思議なことにバナナのことを思い浮かべるのです。

忘れるほどの大昔、高級フルーツだったバナナを買ってとねだった幼稚園児の私・・バナナを食べながら、そのころから遠い異国の夢見てたのでしょう。