今日は何度、彼女を探しただろう?


辛いことがあっては彼女に救いを求め、

嬉しいことがあっては彼女に伝え、

何も無いふとした瞬間は、彼女と過ごしたわずかな時間を反芻している。


廊下を歩いていても、

帰りの電車ですれ違う人たちも、

見かけることのない彼女の姿をいつも探している。


それでもし彼女を見かけたら何て言うだろう?

きっと何も言えないだろう、ただじっと見つめるだけだろう。

用意したコトバが幾つあろうとも、そんな瞬間には何も出ないだろう。


だからこそ、彼女に伝えたいコトバはどこかに置いておきたい。それがここだということだ。