MacBook Pro 13インチ Mid-2009 A1278です。
非常に洗練されたデザインでかっこいいですね。
症状はカーネルパニックが発生しOSが起動できないとの事。
確認したところ電源投入後するカーネルパニックが発生し再起動を促すメッセージが表示されます。
ハードの不良が疑われたため、ハードウェア診断をする必要がありますが、MacにはApple Hardware Test(AHT)という診断ツールが付属している為、これを利用します。
実行方法はMacの世代などにより若干違いがあるようですが、今回の機種は起動音直後にDキーを長押しで実行可能です。
一応、インストールディスクを挿入した状態で実行しましたが最近のMACはメディア不要のようです。
すると実行直後に 4MEN/4/40000000:0xaa02cb18 というエラーが発生。
4MEMと書かれているのでメモリエラーだと思われましたが、同エラーを調べてみても中々情報が得られず、海外のサイトを探してみると答えにたどり着きました。
やはり、メモリに関連するエラーであることを確認。

実際に分解してメモリ不良の切り分けを起こったところ、新しいメモリに交換すればカーネルパニックは収まり、AHTでもエラーが収まるようでした。
しかし、今度は起動途中にギアマークが回りっぱなしになり、また映像にノイズが入る現象が発生。OSにも不具合の疑いが出てしましました。
(Macの場合はディスクブートした場合にもHDD上のビデオドライバが実行されるためOSの再インストールで直ることがあるようです。)
今度は起動音直後にCキーを長押ししインストールディスクを起動します。
言語を選択し、インストールディスクに含まれるHDDユーティリティーを起動し、検証を実行。
やはりエラーが確認されましたが、今回は修復が難しいようでした。
事前にお客様の了承を得ているのでこのままHDDをフォーマットし、OSを再インストールしました。
再インストール後は正常に起動し、オプションアプリのインストール、インターネット接続、Apple Updateなど正常に実行し動作に支障が無いことを確認。
最後にサービスでクリーニングでピカピカにして作業完了となりました。
ちなみに今回はメモリ交換時にSamsung製のDDR3 8500 4G×2枚にアップグレードを行いました。メーカー純正だとこれだけでも数万円掛かりますが、当店では格安で対応可能です。