厚生労働省の「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための制度の在り方に関する検討会」(座長=大島伸一・国立長寿医療研究センター総長)は9日、事務局が示した試行事業案をおおむね了承しようです。
これにより、来年3月から試行事業として、「指導者講習」を受けた医師、看護師格60名程度が、介護職員(120名程度を予定)に対し50時間の講習を行い、この講習を修了した介護職員が、現在は医行為に当たるたんの吸引と経管栄養の一部を要介護者らに実施出来るようになります。
試行事業で実施する行為は、「たんの吸引(口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部)」と、「経管栄養(胃瘻、腸瘻、経鼻)」「口腔内のたんの吸引については咽頭の手前まで」を限度とし、経管栄養の状態確認については、看護職員が実施することになるようです。

意識付けは高くしないとより良い介護は出来ませんが、低賃金と過剰労働にあえぐ現場の現実もあります。この辺りのバランスを維持していくことは、個人の力量に依存するべきではなく、制度として何らかのサポートが必要でしょうし、我々民間事業者としてもこういった講習を受けていかれる介護士さんに、奨学制度などを用意できればいいなと考えます。