初期詩編 亀裂亀裂 誕まれ落ちてこのかた 俺にゃやりたい事が無い 初め、俺は地球にむんずと二の脚を 手にゃ黄金の酒を持っていた だが、俺にゃ見なきゃならねえ物なぞ 何もねえ やがて俺の脚基にゃ亀裂が 顎をあんぐりと 躊躇う事などありゃしねえ 胃の腑に酒を流し込みゃ 手の震えも止まろうさ そこで俺ゃげらげらと 笑いながら 歪みに脚を突っ込んだ