残照が世界を真紅に染め

 突然の嘲笑が世界に膨れ上がる時

 君等は爪を研ぎ

 僕の血塗れの心臓を

 裂け目から掴み出し

 高々と掲げれば

 遠く山の木々は金色に燃え立ちて

 僕の名を呼ばわう声は谺して

 家路を辿る夕景に感傷は舞っている