少年 ⅩⅢ 宙よ、宙よ 家並みの狭間より 望む、宙は狭く儚くて 白く眩く 宙よ、宙よ 海辺に横たわり 仰ぐ、宙は限りなく 地平へと落ち込んで 青く拡く 宙よ、宙よ 嵐天の宙は 力満ちて 人心乱して 赤く落ち着かず 宙よ、宙よ 夜の宙は 賑々しく星屑の散らばりて 身は攫われ 宙を落ちて行く 我等地に生まれ 地を這いて 地に伏す者なれば 何時の日か 宙へ 時々夢を見る