宙よ、宙よ

 家並みの狭間より

 望む、宙は狭く儚くて

 白く眩く

 

 宙よ、宙よ

 海辺に横たわり

 仰ぐ、宙は限りなく

 地平へと落ち込んで

 青く拡く

 

 宙よ、宙よ

 嵐天の宙は

 力満ちて

 人心乱して

 赤く落ち着かず

 

 宙よ、宙よ

 夜の宙は

 賑々しく星屑の散らばりて

 身は攫われ

 宙を落ちて行く

 

 我等地に生まれ

 地を這いて

 地に伏す者なれば

 何時の日か

 宙へ

 

 時々夢を見る