今年も暑い初夏の季節がやってまいりました。
昨年は東京六大学野球連盟代表の早稲田大学が、東京新大学野球連盟代表の流通経済大学に8-5のスコアで、3年ぶり5回目の優勝を決めました。
近年にない打撃戦となりましたが、今年も非常に楽しみなチームが全国大会に駒を進めているような気がいたします。
今年は九州地区大学野球連盟が北部と南部に分かれ、27チームが出場することとなりました。
まずは各連盟の代表チームを以下に記載いたします。
上段が今年の出場チーム、下段が昨年の出場チームです。
()内はプロ野球ドラフト2015に選出された選手名を記載しております。
[北海道学生野球連盟]
東京農業大北海道オホーツク 2年連続14回目
(樋越 優一:福岡育成3位、井口 和朋:北海道3位)
[札幌学生野球連盟]
東海大北海道キャンパス 2年連続6回目
[北東北大学野球連盟] 富士大 4年連続11回目
(多和田 真三郎:埼玉1位)
[仙台六大学野球連盟]
東北福祉大 3年ぶり31回目
(佐藤 優:愛知3位)
仙台大 2年連続2回目
(熊原 健人:神奈川2位)
[南東北大学野球連盟]
東日本国際大 7年連続12回目
[千葉県大学野球連盟]
中央学院大 6年ぶり7回目
城西国際大 初出場
[関甲新学生野球連盟]
上武大 2年連続14回目
[東京新大学野球連盟]
共栄大 初出場
流通経済大 12年ぶり13回目
[東京六大学野球連盟]
明治大 3年ぶり17回目
(上原 健太:北海道1位、高山 俊:兵庫1位、坂本 誠志郎:兵庫2位)
早稲田大 3年ぶり14回目
(重信 慎之介:読売2位、茂木 栄五郎(大会MVP):宮城3位)
[東都大学野球連盟]
亜細亜大 2年ぶり13回目
(板山 祐太郎:兵庫6位)
専修大 26年ぶり8回目
[首都大学野球連盟]
日本体育大 3年ぶり10回目
東海大 2年連続36回目
(中川 皓太:読売7位、吉田 侑樹:北海道7位、渡辺 勝:愛知育成6位)
[神奈川大学野球連盟]
桐蔭横浜大 3年ぶり4回目
神奈川大 2年連続25回目
[愛知大学野球連盟]
中京大 7年ぶり18回目
愛知学院大2年連続23回目
[東海地区大学野球連盟]
中京学院大 初出場
皇學館大 初出場
[北陸大学野球連盟]
福井工業大 6年連続39回目
[関西学生野球連盟]
立命館大 3年連続17回目
(桜井 俊貴:読売1位)
[関西六大学野球連盟]
京都産業大 3年ぶり5回目
大阪商業大 24年ぶり7回目
(吉持 亮汰:宮城2位)
[阪神大学野球連盟]
関西国際大 7年ぶり4回目
大阪体育大 2年連続17回目
[近畿学生野球連盟]
奈良学園大 7年連続20回目
[京滋大学野球連盟]
花園大 初出場
京都学園大 2年ぶり6回目
[広島六大学野球連盟]
広島経済大 2年ぶり14回目
近畿大工学部 2年ぶり27回目
[中国地区大学野球連盟]
環太平洋大 初出場
東亜大5年ぶり10回目
[四国地区大学野球連盟]
愛媛大 2年連続4回目
[九州六大学野球連盟]
九州国際大 7年ぶり25回目
西南学院大 57年ぶり6回目
[福岡六大学野球連盟]
九州産業大 3年連続17回目
[九州地区大学野球連盟北部]
日本文理大 3年ぶり6回目
(田中 豊樹:北海道5位)
西日本工業大 2年連続4回目
[九州地区大学野球連盟南部]
第一工業大 初出場
今年は初出場が5チームという、例年に無いフレッシュな大会になりそうです。
失うものは何も無しという観点ではなく、初出場初優勝の偉大な歴史を作るために頑張って欲しいと思います。
また、東日本国際大・福井工業大・奈良学園大といった伝統チームも順当に出場することとなりました。
昨年の反省が今年の大会でどこまで結果として残せるか注目したいと思います。
続きまして、今年の出場チームの選手の中で、素質の高い剛速球選手と強肩選手を記載いたします。
()内は出身高校です。
[富士大]
小野 泰己(折尾愛真) 最速151キロ
下地 滉太(日大藤沢) 遠投110m
小林 遼(仙台育英) 遠投100m
[東北福祉大]
伊藤 侃嗣(常総学院) 最速150キロ
波多野 陽介(日本文理) 最速150キロ
[明治大]
星 知弥(宇都宮工) 最速154キロ
柳 裕也(横浜) 最速150キロ
佐野 恵太(広陵) 遠投115m
牛島 将太(門司学園) 遠投110m
[亜細亜大]
照屋 光(浦添商)最速151キロ
頓宮 裕真(岡山理大付) 遠投105m
法兼 駿(高知) 遠投100m
水本 弦(大阪桐蔭) 遠投100m
伊藤 優希(駒大苫小牧) 遠投100m
[立命館大]
辰己 涼介(社) 遠投120m
[京都産業大]
藤原 隆蒔(近江) 遠投120m
[九州産業大]
森川 祐至(熊本商) 最速152キロ
今大会も素質のある選手が多数出場することが分かりますが、リーグ戦とは異なり、一発勝負で勝敗が決するところから、試合中にどこまでメンタルを調整し全力プレーが出来るか注目したいと思います。
続きまして、6月2日に第40回日米大学野球選手権大会侍ジャパン大学日本代表選考合宿参加選手39名が選出されました。
その中で今大会に出場予定の選手は以下のとおりです。
(左側の数字はU-22の背番号です)
1 柳 裕也(明治大学:投手)
12 中村 稔弥(亜細亜大学:投手)
15 長坂 拳弥(東北福祉大学:捕手)
16 吉田 高彰(上武大学:捕手)
21 伊藤 諄(東海大学北海道キャンパス:一塁手)
22 佐野 恵太(明治大学:一塁手)
29 藤原 隆蒔(京都産業大学:三塁手)
30 楠本 泰史(東北福祉大学:遊撃手)
32 吉川 尚輝(中京学院大学:遊撃手)
39 辰己 涼介(立命館大学:外野手)
8大学10名ということで、比率にすると全体の25.6%ということから、全国大会に出場することが困難な年でるとともに、侍ジャパン以外の新しいヒーローが誕生しやすい年であることが分かります。
このような今大会のデータをもとに、今年の優勝予想をいたします。
まずは過去のデータから整理いたします。
①過去に優勝したことがあるチームは5チーム(東北福祉大・明治大・亜細亜大・中京大・日本文理大)で、過去10年間で優勝したことがあるチームは1チーム(上武大)です。
②過去10年間で優勝したチームが所属する連盟は、東京六大学(4回)・東都大学(3回)・関甲新学生(1回)・首都大学(1回)・阪神大学(1回)です。
これは神宮球場でリーグ戦を行なう東京六大学や東都大学リーグには大きなアドバンテージとなっていると思われます。
③昨年準決勝に進んだチームはすべて関東チーム(早稲田大・流通経済大・上武大・神奈川大)でしたが、その中で今年出場するのは1チーム(上武大)しかありません。
よって、関東の代表チームとして全国大会に出場することが困難なエリアであると言えます。
④昨年は関東エリアの全チームが初戦突破しており、日帰りできる関東エリアは他エリアに比べ遠征疲れが無いとともに、日頃から慣れている場所や器具で練習が出来るというアドバンテージがあると言えます。
次に初出場のチーム分析をいたします。
①共栄大:10勝2敗で念願の初出場。高校の方が知名度が高いものの、2投手が安定した投球で4勝ずつしていることから、投手力中心のチームと思われます。
②中京学院大:12勝2敗で念願の初出場。圧勝の試合が多く、投手の立ち上がり次第で勝敗が決まるチームと思われます。
③花園大:9勝2敗1分で念願の初出場。投手戦になるケースが少なく、打力中心で投手を楽に投げさせるチームと思われます。
④環太平洋大:9勝3敗で念願の初出場。圧勝が殆ど無く、安定した投手力と堅い守りで接戦に強いチームと思われます。
⑤第一工業大:9勝で念願の初出場。試合状況に臨機応変に対応できる投手力中心のチームと思われます。
上記内容をもとに、トーナメント表を見て、今年の優勝チームは亜細亜大学、準優勝は上武大と予想いたしました。
今年は東西各連盟のリーグ戦において、例年以上に波乱となりました。
また、最終的に勝ち点が並び、勝率や直接対決の結果で優勝が決まったリーグが複数ありました。
特に東京六大学リーグでは、上位3チームが最下位の東京大学に白星を与える結果となりました。
全国のリーグ戦の中で、東京大学の宮台投手が一番輝いていたと思います。
最後になりますが、今年は記念大会ということで、好ゲームが多数行なわれるとともに、プロ野球スカウト陣に良い印象を与えるプレーが多々生まれる事を期待したいと思います。