パリ旅行の思い出のきっとベスト3の1つになると思うのが、「la cléクレ(鍵)とle numéro(番号)」である。

 

  パリ旅行では、2回短期のアパートを借りた。ホテルの思い出は少ないが、アパートを借りて住んだ思い出はたくさんある。

 

  まず、番号。アパートに入る時は、まず入口でコード番号を押す。初めて5区のムフタール通りのアパートを借りた時の話だ。午後5時にアパートで管理人さんと待ち合わせの約束をした。私は予定より早く着き、アパートの真ん前にあるカフェでコーヒーを飲みながら、久しぶりのパリの街を楽しみながら管理人さんを待った。

 

  ところが、5時になってもそして過ぎても、管理人さんらしき人はアパートに入っていかない、と言うよりだれもアパートに入っていく人はいない。ひょうとしたらもう部屋にいるのかもと思い、アパートの入口に立つ。

 

  玄関のコード番号は教えてもらっていたが、本当にこれで開くのかなとドキドキしながら押す。

ドアを押すと開いた。どんな簡単なことでも初体験はドキドキする。

 

  次は、インターフォンを押す。しかし、何回押してもでない。うーん困った。このままだと、今夜のホテルを探さなければならなくなる。つたないフランス語で宿をとることができるかなあと不安が少しずつ膨らんでくる。

 

  狭い通路で10分ほど待つと、道路に面したドアが開く。日本人の女性が入ってきた。ああよかった。Aさんですかと聞くとそうですと答えてくれた。

 

  Aさんからは、約束の時間にくれぐれも遅れないようにと念をおされていた私だが、遅れたのはそっちでしょ。管理人さんは、メトロにトラブルが発生し、途中の駅で降ろされ、それで遅れたと話した。私は、腹を立てるよりも、今夜の宿が確保され良かったという思いが大きく、管理人さんの後をついて、部屋に向かった。

 

 管理人さんは、部屋の使い方など丁寧に教えてくれたので、私の気持ちも落ち着いた。でもこれが反対に私がトラブルに巻き込まれて到着が遅くなったらどうなっていたのでしょうか?きっと遅延金が発生したのではなあいかと思う。

 

  鍵1ツもらうだけでも、大きな思い出になった。

 

 

<通路に閉じ込められ、管理人を待つ私>

鍵を右側の壁の所定の場所にかざすと、鉄の扉が開きます。

この時は知らなかったのですが、写真左下側のボタンを押すと、道路に面したドアが開きます。

やはり閉じ込められた状況だったんですね。