パリ市内に線路だけ残る廃線の跡がある。私が見に行ったのは、15区にあるジョルジュ・ブラサンス公園(フランス語サークルに来ているフランス人Paulが好きなフランスでは有名な歌手の名前にちなんだ公園)に行く途中にある「廃線」だ。

 

  7・8年前に子どもとパリに行った時、すぐ近くで行われているヴァンブーの蚤の市に行った。そのついでに公園で行われている古本市を見に行った時、見つけた。橋の上から何枚も写真を撮った。そこにもう一度行きたかったことと、ブラサンス公園全体を見て見たかったからだ。(パリの公園巡りが大好き)

 

  一回行ったことがあることと、分かりやすい場所だったので、下調べもしないで出かけたのが失敗のもとだった。

 

 行った日は平日だったので、短期アパートを借りている10区のサンドニから,M4号線で終点のポルトドルレアンまで行き、そこからトラムに乗って、ヴァンブーまで行った。ここまでは順調。その後自分の記憶に沿って歩き始めた。

 

 歩いても歩いてもそれらしきものがない。丁度パン屋があったので入った。昼食時で店は若者で混んでいた。サンドイッチとコーラを買ってまた歩き出した。するとどこをどう歩いたのかわからないが、工場の裏手に出た。工場みたいな建物は、土手に沿って100mくらい続き、その先は大通りのように見えた。遠回りをしてその大通りに出るか、まっすぐ行くか迷ったが、疲れていたのでまっすぐ進んだ。工場の裏手なので、シーンとしていてもちろんだれもいない。こんなところで襲われたら誰も助けにきてくれないだろう。やっぱり回り道すればよかったと思った時は、すでに半分近くまで来ていた。コーラでのどを潤す。すごく緊張している自分がわかる。当然小走りになったり速足になる。

 

 結局人っ子一人、ネコ一匹いなかった。大通りに出た時、どっと疲れが出た。

 

  このトラムで公園に行きました。