今日は病院に行かず
三日ぶりに
荷物の整理を始めた。




解いた荷物の中から
転勤直後に届いた

父からの手紙が出て来た。

親からの手紙って
怖くてなかなか開けられないってことない?
















自分の近況と

新しい土地で暮らし始めたわたしへ


「一期一会だ、二度とは巡って来ない
人生を大切に」と

エールを送ってくれた。










23歳で結婚し

義祖母、義父母と同居し
次々と三人の子供が増え
自分では自分を犠牲にして
生きて来たとは思ってはいないけど



やっぱり
自分の事は二の次三の次にして来た。
やりたい事も
思わないようにしていたかもしれない。





そして
三人の子供も大学を卒業し
それぞれの人生を歩きかけた時に
転勤の辞令


初めてオットと二人きりの生活が始まりました。
結婚当初から二人暮らしだと
また、違った人生だったかも。






朝オットを送り出し
家事を済ませると
義母に気兼ねをする事もなく
全部がわたしの時間。



見知らぬ街を散策したり
カフェでのんびりしたりの日々




そんな時に届いた
父からのエールだった





そうだ!
子育てしながら
したいなぁ…と思った事を
してみよう!  



先ずお料理教室へ
そして、そこで出会った方の
お話を聞いて興味を持った
食育の勉強。



書道教室
羊毛フェルト教室へ通いながら
洋服のお直し専門店で
パート勤め…




沢山の人と接する事が
刺激的で毎日充実して
とても楽しいものでした。






父の手紙がなかったら
平々凡々な日々を
送っていたかも知れませんね。











わたしは小さい時から
父のことが大好きで尊敬して来ました。

好奇心を持って何事にも前向きで
興味を持ったら勉強して
話好きで温厚で
私たちは父が声を荒げて怒ったところを
未だ見たことがありません。







わたしは思春期にも
父の事が嫌になった事は一度もなく
母よりも父に
色んなことを話して来たような
気がします。


誕生日には
その時流行っていた縫いぐるみや
カバンを買ってくれました。


大失恋した時も
そっと美味しいものを食べに連れて行ってくれたことを思い出しました。











今、SCUで頑張っている
大好きな父に



わたしは





ずーっとエールを送り続けています。