M-1グランプリ2020
10番手
ウエストランド 「マッチングアプリ」
「......いないよ？...えっ？...いないよ？」
「......ダメじゃん。」
「統計だから偏見じゃない！！」
「お笑い好きな奴は"仲良しコント師"が好きなんだよ！！」
「悪口漫才師が好きな奴なんて一人もいないんだから！！」
「そもそも芸人に品行方正を求めてくんなよ！」
小市民怒涛の叫び。ついに決勝までたどりついた。小忙しい芸人の代表のような立ち位置で、毎年のようにいい所まで上がるものの、涙を飲んでいた。腐り芸人セラピーで、「ネタってムズいじゃないですか！」と言い放っていたのが印象的だった。
今回のネタは本当にパワーフレーズが多くて面白かった。順番が良くなかったからなのか、思ったほど点数が伸びなかった印象だった。
最後に河本さんを笑かしにかかってる井口さんは見返すたびに面白さがましてくる。
そして、ベンチから審判に文句言って退場になったエピソード、井口さんっぽくて好き。
筆者の中でのウエストランドのイメージは、AマッソのゲラニチョビでのMr. 口こと、井口さんのツッコミ。
「まともな大人いないんすか...？」
「わかんないけど、トークを舐めんな！」
「いや僕にくれよ！だとしたら。」
「ちょっと華が...売れてないから。」
「...繋がる？」
ツッコミのフレーズがいちいちおもしろい。いま流行りのワンフレーズツッコミとは一線を画すようなロングフレーズで決勝まで上がった実力派だ。
ウエストランドはゴッドタンの腐り芸人セラピーや、川瀬名人回での大活躍が印象に残ってる。井口さんは窮地に追い込まれるほど面白くなっていく。これを機にテレビにどんどん出ていく姿が目に浮かぶ。
お笑いはな、いままで何もいいことが無かったやつらの復讐劇なんだよ！！