昨日、迎賓館に行ったお話をしましたが、一番の目的はアフタヌーンティーではなく、ある部屋の装飾でした。

迎賓館の「花鳥の間」に飾ってある濤川惣助の七宝焼が、どうしても見たかったのです。
写真撮影が禁止でしたので、画集から。

花鳥の間には30枚の七宝焼の飾りがあります。

下絵は、日本画家の渡辺省亭。
七宝は、濤川惣助です。

例えば、この作品(懸巣に蔦)。
こちらが渡辺省亭の下絵で、

こちらが濤川惣助の七宝焼き。

どうです?
凄くないですか?
濤川惣助は、釉薬の区画となる金属線を取り除く「無線七宝」を開発することにより、このような写実的な表現に成功しました。

どの作品も本当に美しく、鳥も可愛くて、帰宅してからも画集をうっとり眺めています。✨
渡辺省亭の下絵も見に行きたいです。
(東京国立博物館所蔵。)
さて、本日の五郎ちゃん。

🐦「ふ〜ん。」

🐦「花鳥の間の鳥ね〜。」

🐦「私より可愛いのかしら?」
