4泊目に利用したのは、『ラボランドくろひめ』さんの貸ロッジでした。

キャンプとスキーの端境期のロッジなので、多少のホコリやカビ臭さは覚悟しての利用でしたが…。

 

静かな林間にあるロッジ村で、よく眠れました(^^;

 

ロッジは鉄筋コンクリートのシッカリした造りで、設備も充実していて自宅感覚で過ごせ快適でした

 

 なんのなんの、週末はほぼ満員になる程人気の施設だそうで、管理人も常駐で清掃管理も行き届いていて、普通の旅館の素泊まり感覚でとても快適に過ごす事ができました。

旅の道すがら、こんな宿泊選択もアリですね。

 

 

 長らく彷徨ったぶらり旅もいよいよ最後の5日目です。

長野県内を縦断して観光しながら、三重に向かいます。

 

 最初に訪ねたのは志賀高原の入り口にある『地獄谷温泉』でした。

外国人観光客の間で火が付いた人気のスポットなので、一度は行っておかないと(^^;

 

地獄谷温泉は駐車場(有料の)から15分ほど歩いた、湯治宿が一軒だけある、まさに秘湯ですが…

 

今回の目的地はさらに15分歩いた上流の小さな露天風呂

 

此処は“おサルの温泉”として有名な野猿公苑で、こんな姿を期待して訪ねましたが…

 

残念ながらこの時は“もぬけの殻”でした。 野生のサルは何時でも居る訳ではなく、“入りたい”と思う条件がある様です

 

おサルに会えなかった時には、記念品(入場料の一部払い戻し?)が貰えます

 

 確実におサルに出会うには、たぶん寒さ(雪)という要素が不可欠なんでしょうね。

欧米人の若いカップルが何組か、残念そうにサルの登場を待って佇んでいましたが、せっかちな日本人は早々に諦めて次へと向かいます。

 

 

 次は同行者のかねてからの希望で、安曇野にある『大王わさび農場』を訪ねました。

なんでも、ちょっと前のNHK朝ドラの舞台だったのだそうです。

 

北アルプスの麓の安曇野は水が豊富な場所です 見えているのは穂高か?

 

その清流のロケーションを利用して、ドラマの撮影が行われた様ですが、セット(自宅)などは既に撤去されてしまった様ですね。

 

しかし水路を流れる水は、富士の忍野八海よりも豊富で綺麗です

 

 

 農場といっても見学だけでなく、直売店と食事処を併設した“観光農場”な訳で、出荷量が限られるこの時期は、観光客が収入源みたいですね。

 

その綺麗な水を利用した“わさび田”が広がっています

 

しかし、路地モノはすでに収穫期ではないので、要苗の植え付けが行われていました

 

 “蕎麦打ち”を趣味にしてるので、“わさび”も実は拘りたいアイテムです。

本わさび(生)ならではの、鼻から耳に抜ける感じの香りと余韻は、“新そば”を大いに引き立ててくれる事でしょう。

大量に仕入れました(^^;

 

 

 わさび農場で名物の『わさび丼』なるものを食べてシャキッ!とした午後は、最後の目的地の『松本城』へ向かいます。

 

松本城天守 西から

 

南から

 

東から

 

そして北から これだけ観る方位で表情と色合いが違う天守も珍しいです

 

 

 江戸時代のままの木造天守のある城は全国に12城あり、そのうち6城は国宝になっていて、天守内部に入って往時の姿に触れる事が出来るのですが、その中でもベストなホンモノの状態を見せてくれるイチバンの城が、“松本城である”…と思っています。

 手斧仕上げの柱や梁に、使い込まれた傷だらけの建具類、黒光りする床板…は、是非とも実物を見て触れて、その時代を感じて欲しいものです。

 

2013年登城時の天守内部の写真 使い込まれ感がハンパ無い!

 

そして今回…

 

 そう思って、是非にと連れて行った松本城でしたが、床の漆塗り施工の前段取り…という事で、“汚れを削り落とした”ちょっと悲惨な状態になっていました。       

案の定、同行者にも“特別な城”には見えなかった様でした…残念(*_*;

 

この後は中央道をひた走り、家路に着きました。

 

おわり