2日目は早めに宿を発ち、日光に向かいます。

紅葉の名所の日光も、さすがにもう終わってるのですが、市街地と奥日光では標高差があるので、麓はまだ楽しめそうです。

 

 この日の天候は生憎の曇りで、男体山も雲で隠れている悪条件でしたが、それでも先ずはいろは坂を駆け登って、奥日光を目指します。

 

中禅寺湖周辺はもう冬の装い 外気温は2℃でした(*_*;

 

戦場ヶ原も荒涼としています

 

最奥部の湯ノ湖から流れ落ちる湯滝は硫黄臭もそのままに水量が多く、見応えがありました。

 

 

 男体山などの奥日光の山々は二荒山(ふたらさん)と呼ばれ、山岳信仰のご神体になっています。

 神代の昔、男体山の神と赤城山の神が戦ったのが戦場ヶ原だそうです。

荒ぶる二人の神で二荒(ふたら)なんでしょうかね。

 現実にはあり得ない神話…と思えますが、古代には上野(群馬県)から下野(栃木県)にかけては“毛野国”と呼ばれる国家があったそうで、その成立過程での出来事なのかも知れません。

 平安時代の初期、この地を訪れた空海が二荒山を『にこうさん』と読み、さらに『日光』の字を当てて現在に至るのだそうです。

 

お馴染みの華厳の滝です

 

 

 麓に戻って、世界遺産の『日光の社寺』を巡ります。

多くの観光客が、東照宮だけササッと観て終わりにする日光ですが、暇になった後の今回はもう少しジックリ観てみます。

 

東照宮周辺は紅葉のピークを迎えていますが…

 

陽射しが無いので残念ながら良い色が出ません “日光”なのに…

 

 

 

【日光山輪王寺】

 奈良時代の創建と言われますが、天海が住職になり東照宮が置かれて後は徳川氏の庇護で大寺院となりました。

 

 

 

【輪王寺大猷院】

 東照宮を超豪華版に建て替えた徳川家光の霊廟を中心とした別院です。

 

 

東照宮(家康の廟所)と同じ様式で建てられていますが…

 

規模も絢爛さも格段に抑えられています

 

 

2日目午後につづく