2月になって以降、寒波らしい寒波も来ません。
このまま暖かくなって春になってしまいそうな勢いですね。
今年は桜も例年より早く咲くんだろうなぁ… などと花をイッパイつけたピンクの巨塊を想い浮かべてしまいます。

その前に、たぶん梅が満開を迎えてる頃なので、一足先に梅の花を愛でに近所の梅林へと出掛けました。
梅の花のイメージは、寒さの残る2月から咲き始めるので、寒さに耐えてやっと開花した健気で小さく可憐な花という感じがあり、一気にドバッと来る桜の派手さに比べると、どうしても地味な存在なのは仕方ないのかなぁ…。


なんか、“タイトルに偽りあり!” な流れですが、ご心配なく(^^;
これは単なる前フリであって、今回ご紹介したいのは桜に負けない、桜よりも派手で豪華な梅の花(梅園)の存在なのです。

向かった先は自宅から15分くらいの、東名阪道の鈴鹿IC近く。
この辺りの鈴鹿山麓はお茶と植木の有名な産地で、特にサツキの生産量は日本一だそうです。
本当にそんな凄い梅園が有るんかいな? …と、最初は疑って入って行きましたが…。
ありました!!



ここは『赤塚植物園』という地域最大手の販売会社がやってる『研究栽培農園 鈴鹿の森庭園』という梅園で、“枝垂れ梅”を主に全国から集めた20種200本の銘木が植わっている梅園なのです。



枝垂れ梅は花を観賞するための梅です。
花の大きさは他の梅と変わりませんが、樹高を整える為に剪定すべき枝が下に垂れ下がるので、花芽の付いた枝をほぼ全て残せて、開花時には圧倒的に花の量の多い豪華な梅の木になる…という事の様ですね。


木によってはまだ8分咲きのもあります
梅の木の一本一本が大木ですから、他所から移植したのでしょうが、すべての木がムラなく元気で大量の花を付けていますね。
公共の公園ではなかなかこうは行きません。
植木産地の土壌に、大手販売会社の資本と植木農家の技術・情熱が結び付いて実現した“奇跡の梅園”なのかも知れませんね。



入場料は開花状態での変動制で、訪れた日(水曜日)は“満開”で\1,500でした。
『梅見るだけで?』…と、最初は思いましたが、見終わったらボラれ感はありません。
むしろ他所でなかなか見られない質の高いモノを見る対価としては、有名画家の展覧会よりは格安ですね(^^;

あと一週間くらいは満開状態だそうですよ(^^♪